キャナルシティ博多

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年7月1日 (火) 21:33時点におけるDr jimmy (トーク)による版 (概要)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:出典の明記 テンプレート:商業施設 キャナルシティ博多(キャナルシティはかた、Canal City HAKATA)は、福岡県福岡市博多区住吉一丁目にある複合商業施設1993年(平成5年)6月3日に着工。1996年(平成8年)4月20日に開業した。福岡地所が所有・運営している。

概要

ファイル:Canalcityhakatainner.jpg
施設内を流れる運河

福岡シティ銀行(現:西日本シティ銀行)系列の不動産会社である福岡地所が、1996年(平成8年)4月に、カネボウプール(さらにその前は鐘紡の工場・一時期はゴルフ練習場駐車場にもなっていた)跡地にオープンさせた。建築デザインはアメリカ人建築家テンプレート:仮リンクが担当した。

1977年12月にカネボウ工場敷地の一部(1万m²)を購入。当初はマンションを建設予定であったが、残りの敷地も手に入れる可能性が出たことから途中で方針を転換。商業施設「サンライフシティ(仮称)」としてダイエーをキーテナントとして計画を進めた[1]

当初は「ショッパーズプランタン博多」や「KOU's」を核テナントとする予定であったが、開業直前にダイエー系のディスカウントショップ「ダイエーNOW」と「メガバンドール」を核テナントに決定した[2]

施設は7つの建物群から構成されている。キャナルシティ・オーパビルが中央部に位置し、それを状に拡げる形でシアタービル、福岡ワシントンホテルビル、ビジネスセンタービル、アミューズメントビル、メガストアビル、オーパビルの対向にグランドハイアット福岡ビルが置かれている。4階以下ではシアタービル、福岡ワシントンホテルが入居するビル、アミューズメントビル、メガストアビルはキャナルシティ・オーパビルを介して一体となっており、地下1階・1階・3階でその他のビルと連絡している。

英語で「運河」を意味する「キャナル (canal) 」の名前の通り、地下1階には疑似運河が流れている。ほとんどの施設は運河の東にあり、「グランドハイアット福岡」のみ運河の西にある。施設中央の運河沿いにはサンプラザステージがあり、ほぼ毎日マジックショーなどの様々なイベントが行われており、週末を中心に音楽ライブや地元テレビ局の番組収録なども頻繁に行われている。

なお、キャナルシティ博多の西側近隣は九州最大の歓楽街中洲の南端に位置する南新地であり、水商売風俗店ラブホテル等のビル・店舗が西方周辺すぐ近くに林立しているため、テンプレート:要出典範囲

沿革

主要施設

ファイル:グランドハイアット福岡.JPG
グランドハイアット福岡

劇場・シネマコンプレックス

キャナルシティ劇場(シアタービル)
  • 旧称は劇団四季専用の「福岡シティ劇場」、2010年(平成22年)5月に四季が福岡定期公演事業の撤退に伴い、通常の演劇用途の劇場に改装し、2010年(平成22年)11月に改称。
ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13(アミューズメントビル)

ホテル

グランドハイアット福岡
  • キャナルシティ商業施設の対岸にある。
キャナルシティ・福岡ワシントンホテル
  • フロントのみ1階で、客室は5階以上のフロア。
  • 「博多」ではなく「福岡」と名乗っているのは、近隣にあるワシントンホテル社運営の博多ワシントンホテル(現・博多中洲ワシントンホテルプラザ)との混同を避けるためである。

主なテナント(物販・飲食)

シアタービル
  • MUJI - 銀座松坂屋、東京ミッドタウン、新宿についで全国で4店舗目、「MUJI」名称のフラッグシップストア
アミューズメントビル

キャナルシティオーパ

キャナルシティ博多イーストビル

テンプレート:商業施設 キャナルシティ博多イーストビル(第2キャナル)2011年(平成23年)春の九州新幹線全線開業に合わせ商業施設の増設が計画され、当初は10階程度のビルを建設し核テナントとしてディズニー関連施設が入る計画だったが[3]世界同時不況に伴い計画は撤回され、核テナントとして、九州初出店となるスウェーデン発のカジュアルファッションブランドH&M、国内最大規模となるZARAやインテリア雑貨Francfranc、九州最大級ユニクロなど計16店舗が入居し2011年(平成23年)9月30日グランドオープンした。

「緑」と「癒し」をコンセプトに設計されており壁面には、国内最大規模(面積約3,000 m2)のユニット型壁面緑化を施し、緑化の樹種に排気ガスの吸着分解に優れる常緑ツル性植物などを採用。中央部にはシンボルツリーとして、常緑広葉樹のシマトネリコを配置されている。また、既存棟とは空中回廊ブリッジで繋がれており、イーストビルとは回遊性が保たれている。

主なテナント

会員カード

キャナルシティ博多では、会員カードとして「f-JOYカード(旧・キャナルシティカード)」を発行しており、100円の利用(対象外テナント有)で1ポイントが貯まり、500ポイントで500円のお買物券と交換というシステムとなっている。発行手数料100円、期限は最終利用日から1年間有効となっている。従来発行された「キャナルシティカード」も、有効期限内であれば引き続き利用が可能。また、この「f-JOYカード」は、「マリノアシティ福岡」、「リバーウォーク北九州」、「木の葉モール橋本」の3施設との共通ポイントカードとなっている。また、別途特典の付いたクレジット機能付きのf-JOY VISAカード(九州カード発行)も発行している。

なお、キャナルシティ博多においては、「キャナルシティオーパ」内の全138テナント(2010年(平成22年)11月現在)にて、2011年(平成23年)3月31日までで「f-JOYカード」へのポイントの付与が終了した[4]

交通アクセス

鉄道
バス
ファイル:Souda-yokaro1.jpg
キャナルシティ博多停留所に進入するYOKARO
  • 西鉄バスキャナルシティ博多前バス停・キャナルイーストビル前バス停下車
    • 天神・博多駅から100円循環バスが運行されている(住吉通り→TVQ前経由)。
    • 福岡シティループバス「ぐりーん」も停車する。
    • 西鉄運行(運行補助路線を含む)の関東地区以外の本州方面ならびに鹿児島行夜行高速バスも発着する。

脚注・出典

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:クラシエ
  1. 吉塚哲「四島司聞書 殻を破れ」P175-185 西日本新聞社 2012年11月12日閲覧
  2. 近隣に所在したダイエー渕上店との兼ね合いも勘案しながら検討したとされている。
  3. 読売新聞2006年(平成18年)12月22日 朝刊
  4. 「キャナルシティオーパ」では、「オーパ」全店共通のカードとして、「オーパポイントカード」・「オーパOMCカード(セディナ発行)」が既に発行されており、テナントによって「f-JOYカード」「オーパポイントカード」の両カードを使い分ける必要がある。