伊那北駅
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伊那北駅(いなきたえき)は、長野県伊那市山寺にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅。単式ホーム側(下り線)に駅舎があり、島式ホーム側とは伊那市駅側にある構内踏切で連絡している。1・2番線が本線で、3番線が上り副本線である。貨物取扱駅であったため、構内には複数本の側線がある。かつては駅舎の北側に有蓋車用の貨物ホームがあった。
伊那市駅管理の無人駅。2013年3月までは東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、みどりの窓口が設置されていた。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color飯田線 | 下り | 辰野方面[1] | |
2・3 | テンプレート:Color飯田線 | 上り | 飯田・天竜峡方面[1] | 一部1番のりば |
利用状況
「伊那市統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。2011年の利用状況を飯田線の代表駅『飯田駅』と比較すると、80人伊那北駅のほうが多い。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2005年 | 1,096 |
2006年 | 1,114 |
2007年 | 1,123 |
2008年 | 1,142 |
2009年 | 1,116 |
2010年 | 1,081 |
2011年 | 1,056 |
2012年 | 1,076 |
駅周辺
伊那北高校、高遠高校、上伊那農業高校の最寄駅のため学生も多い。観桜シーズンには高遠城址公園へのアクセス駅として賑わう。
- ジェイアールバス関東中央道支店
- ファインデイズホテル
バス路線
駅前にJRバス関東が運行する高遠町方面バス(高遠線)と伊那バスが運行する伊那市街地循環バスの乗り場がある。
歴史
- 1912年(明治45年)1月4日 - 伊那電車軌道(1919年に伊那電気鉄道へ改称)が御園停留場(現存せず)から延伸した際に、その終着駅として開業。一般駅。
- 1912年(明治45年)5月11日 - 伊那電車軌道が入舟町停留場(のちの入舟停留場、現存せず)まで延伸し、途中駅となる。現在の隣の駅である伊那市駅(当時は伊那町駅)まで延伸したのはその3日後の5月14日。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 伊那電気鉄道線が飯田線の一部として国有化され、国鉄の駅となる。
- 1984年(昭和59年)1月16日 - 車扱貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)11月1日 - 夜間窓口休止となる。
- 1991年(平成3年)3月15日 - 現在の駅舎に改築。
- 1992年(平成4年)2月1日 - 業務委託開始。
- 2013年(平成25年)4月1日 - 窓口を廃止し無人化[2]。
隣の駅
- 東海旅客鉄道
- 飯田線
- テンプレート:Color快速(「みすず」含む)
- テンプレート:Color普通
- 伊那市駅 - 伊那北駅 - 田畑駅
- ※国有化以前は、伊那市駅(当時は伊那町駅)と当駅の間に入舟停留場が存在した。
- ※1923年(大正12年)までは、当駅と田畑駅(当時は田畑停留場)の間に山寺停留場、御園停留場、神子柴停留場が存在した。
脚注
関連項目
テンプレート:Navbox- ↑ 1.0 1.1 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2011年1月現在)。
- ↑ 飯田市内2駅が無人駅に JR飯田線 - 中日新聞(2013年2月9日)2013年3月8日閲覧。