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仙台市(せんだいし)は、宮城県の中部に位置する、同県の県庁所在地である。また東北地方の最大都市でもある。

仙台市都心部周囲には広瀬川青葉山などの自然があり、また都心部にも街路樹などの緑が多いことから、「杜の都」との異名をもつ。市は「学都仙台」「楽都仙台」などのキャッチコピーも用いている。中国では、魯迅留学した都市として著名。産業は第三次産業の占める割合が高く、物販面では隣県に及ぶ仙台経済圏を形成している。仙台都市圏では人口・物販・職場の郊外化が進行し、市も泉中央副都心長町副都心の2つの副都心を設定しているが、現在はコンパクトシティを志向した都市計画を進めている。

仙台がある仙台平野(狭義)は、西を奥羽山脈、北を松島丘陵、東を太平洋仙台湾に囲まれる。ここは、畿内に端を発する山道(後に東山道に再編)と海道(後に東海道に再編→浜通り)とが合一する唯一の地(尾張国武蔵国で近接はする)であり、その合一した街道が通る長町-利府活断層沿いが歴史的に交通や軍事面での要地とされ、古墳遠見塚古墳など)が連なり、陸奥国の重要施設(郡山遺跡陸奥国分寺陸奥国分尼寺多賀城市多賀城など)も置かれてきた。伊達政宗が、伝統的な当地の中心地である長町-利府活断層沿いから内陸に入った河岸段丘上に仙台城および仙台城下町を建設し、現在の都心部の基盤となった。政宗が長町-利府活断層沿いに築いた若林城および若林城下町は、死後に廃城および仙台城下町と合一している。……もっと読む