スパンエアー
スパンエアー(Spanair S.A.)は、スペインマリョルカ島パルマ・デ・マリョルカに本拠地を置いていた国際航空会社。スターアライアンスの元メンバー。2012年1月28日運航を停止した[1]。
概要
西アフリカへの拡張に加え、スペイン国内、ヨーロッパ内に定期旅客便ネットワークを提供していた。国際的なチャーター便はツアー会社のためにも運航を行っている。ここの主要な空港はマドリード・バラハス国際空港 (MAD)、及び バルセロナ・エル・プラット国際空港 (BCN) のハブ空港と共に、パルマ・デ・マリョルカ空港 (PMI) である。2535人のスタッフを抱えていた。
歴史
スパンエアーは1986年12月に設立され1988年3月から運航が開始された。スカンジナビア航空(SAS)と Viajes Marsans(es) との合併会社として企画され、ヨーロッパ地域へのチャーター運航を開始した。
アメリカ合衆国、メキシコ、及びドミニカ共和国への長距離路線の運行は1991年に始まり、1994年3月に国内線定期運航を開始した。1990年代後半にワシントン及びブエノスアイレスへボーイング767-300型機を使用した長距離路線の運航を行った。スパンエアーは2003年にスターアライアンスに加盟した。
マイレージプログラムは大株主のスカンジナビア航空の「SASユーロボーナス」に統合されず、独自プログラムである「スパンエアープラス(Spanair Plus)」を運営していた。
スカンジナビア航空グループ (SAS・94.9%) 及びMarsansグループ (5.1%) が株主であったが、2008年、スカンジナビア航空はスパンエアーの株式売却を決定し、イベリア航空が購入する意向を示していたが、実現には至らなかった。 その後、2009年1月31日にスペインの投資コンソーシアム・Iniciatives Empresarials Aeronàutiques (IEASA)が株式の80.1%を取得し、残り19.9%はSASが保持することとなった。[1]
就航路線
スパンエアーは以下の都市へ就航している (2005年1月現在):
- 国内線定期便就航地:ア・コルーニャ、アリカンテ、アストゥリアス州、バルセロナ、ビルバオ、フエルテベントゥーラ、イビサ、ランサローテ、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア、マドリード、マラガ、パルマ・デ・マジョルカ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、セビリア、テネリフェ、バレンシア 及び ビーゴ。
- 国際線定期便就航地:アンコーナ、アテネ、ベルリン、ケルン、コペンハーゲン、ダブリン、エディンバラ、フランクフルト・アム・マイン、リスボン、ロンドン、マラボ、ミュンヘン、ニース、オスロ空港、パリ、ストックホルム、テッサロニキ、ウィーン 及び チューリッヒ。
保有機材
スパンエアー・グループの機材は以下の航空機で構成される (2008年現在):
- エアバスA320-200型機 19機
- エアバスA321-200型機 5機
- ボーイング717型機 3機
- マクドネル・ダグラスMD-81型機 1機
- マクダネル・ダグラスMD-82型機 9機
- マクダネル・ダグラスMD-83型機 13機
- マクダネル・ダグラスMD-87型機 11機(SASからのリース機も含む)
- フォッカーF100型機 3機
事故
2008年8月20日、マドリッド発グラン・カナリア行きJK5022便が離陸に失敗。乗客乗員172名のうち154名が死亡、18名が負傷。同航空初の死亡事故となる。
脚注
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