マラガ

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テンプレート:基礎情報 スペインの自治体2 マラガMálaga)はスペイン南部、アンダルシア州マラガ県の自治体で、同県の県都。人口は56万人で、スペイン第6位。地中海に面し、リゾート地コスタ・デル・ソルの中心である。画家のピカソの出身地としても有名。

歴史

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紀元前1000年頃、フェニキア人が現在のマラガの位置に「マラカ」(Malaka)という都市を建てた。「マラカ」の名はおそらくフェニキア語の「塩」から来ており、港で魚が塩漬けにされたことによる。その6世紀ほど後、カルタゴの領土だったイベリア半島のほかの地域とともに、ローマ人により征服された。5世紀からは西ゴート王国の支配下に入った。

8世紀イベリア半島イスラム教徒に征服され、マラガは重要な貿易の中心地となった。マラガは後ウマイヤ朝に領有された後、タイファ時代にはグラナダとは独立した王国の首都となった。この時期、マラガは「マラカー」(アラビア語:مالقة)と呼ばれていた。レコンキスタの最終期になってから1487年にスペイン王国に征服された。1704年に沖合でスペイン継承戦争の局地戦であるマラガの海戦が起こった。

1936年スペイン内戦においてフランコの反乱軍とイタリア軍により激しい空爆にさらされた。1960年代以降、コスタ・デル・ソルの観光業によってマラガの経済は大きく発展した。

人口

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気候

マラガは亜熱帯性の特徴を持つ地中海性気候である(ケッペンの気候区分ではCsa)[1]。温暖な冬、暑い夏がある。年間を通じて太陽光が楽しめ、年間300日の晴天日に対し雨天の日は約50日ほどである。地中海からの風が吹く沿岸地域であるため、夏は暑さがしのぎやすい[2]

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観光

マラガはリゾート地コスタ・デル・ソルの中心にあり、人気のある観光地でもある。イギリス、アイルランド、オランダ、ドイツなどから格安航空便が飛んでいる。マラガを拠点として、セビリャコルドバグラナダハエンなどへ鉄道やバス、乗用車で訪れることができる。

マラガにあるおもな観光名所は次のとおり。

  • ピカソ美術館(es
  • カテドラル(es
  • アルカサバ(es
  • ヒブラルファロ城(es
  • 闘牛場(es

交通

市の南西8kmのマラガ空港は、アンダルシア州最大の空港で、ヨーロッパやスペイン各地からの便がある。

マドリードからコルドバを経由して直通の列車Talgo 200(AVEを参照)が通っている。マドリードからは4時間である。

スポーツ

マラガ出身の著名人

姉妹都市

脚注

  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web

外部リンク

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テンプレート:マラガ県の自治体