源 (食品製造会社)
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox 株式会社源(みなもと)は、富山県富山市にある食品製造会社。富山の郷土料理である「ますのすし(鱒寿司)」「ぶりのすし」、富山駅などで販売されている駅弁などを製造している。
富山県に、鱒寿司を製造するメーカーは多いが、「源」はもともとが駅弁業者であり,所謂ます寿司店とは別のものと地元では扱われている。事業規模は「源」が圧倒的に大きい上に販路も広く、他県のデパートや物産展、駅弁大会などでも扱われる機会が多い。「ますのすし」という表記は源が使い始めたものではあるが、知名度の向上とともにごく少数の他店でも追随テンプレート:要出典するものが出てきている。
本店には見学コースがあり、ますのすしの製造や旅と食文化を扱った展示を行っている。レストランや直売所も併設されており、観光ツアー旅行に組み込まれる観光スポットとなっている。
沿革
- 1908年11月、富山駅の開業にあわせ創業、構内営業人となる。
- 1910年、旅館を開業。
- 1912年、ますのすしの販売を開始。
- 1946年、社団法人国鉄構内営業中央会に加盟。
- 1962年5月、株式会社化。
- 1966年12月、高岡駅に進出(駅弁業者としてではなく駅ビルテナントとして)。
- 1971年12月、名古屋駅地下街に進出。
- 1976年4月、富山インター店を開設。
- 1985年7月、黒部インター店を開設。
- 1996年11月、富山市南央町の本店内にますのすし伝承館を開設。
- 1997年10月、北陸自動車道徳光パーキングエリア(上り)のまっとう車遊館に松任車遊館店を開設。
- 1998年4月、高岡駅の駅弁業者が撤退した後を受けて構内営業を開始。
- 2005年7月、金沢駅の金沢百番街に金沢百番街店を開設(それ以前も北陸トラベルサービスの駅弁売店で「ますのすし」自体は売られていた)。
主な商品
ますのすし
富山の郷土料理である鱒寿司だが、源が展開する鱒寿司は「ますのすし」という商品名である。笹で包んだ鱒押し寿司を木製のわっぱに入れ、紙容器に格納したもの。パッケージのイラストは、中川一政による。富山県を代表する駅弁・みやげものになっているほか、富山空港でも空弁として売られている。
「一重」「二重」「特選」のグレードのほか、限定商品「伝承館ますのすし」「竹ずし」がある。
なお、「ますのすし」に使用されるマスはサクラマスだが、現在では神通川で獲れたマスではなく、主に北海道産を使用している。
ぶりのすし
鰤と蕪を使った押し寿司。1957年発売。「ますのすし」と「ぶりのすし」をセットにした「ますぶりすし重ね」という商品もある。
かぶら寿司をモチーフにしたものという意見もあるが、源としては関係の有無について公言していない。
駅弁
- ますのすし弁当・ぶりのすし弁当
- ますのすし及びぶりのすしを食べやすいパッケージに入れ弁当としたもの。
- 富山味づくし・富山湾弁当
- 松花堂弁当様式の駅弁。
- 定番の幕の内弁当。
販売場所
そのほか、スーパーマーケットの惣菜コーナーや各地で行われる物産展、駅弁大会など、富山県や近隣各県のみならず様々な地域で販売されている。
ギャラリー
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外装
- Masu no sushi 2 by hirotomo.jpg
内装
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蓋の表面
- Masu no sushi 4 by hirotomo.jpg
笹を開いた中身