西方駅

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テンプレート:駅情報 西方駅(にしかたえき)は、鹿児島県薩摩川内市西方町にある、肥薩おれんじ鉄道である。

駅構造

相対式2面2線ホームの地上駅である。無人駅。旧国鉄時代は2面3線構造の有人駅でコンクリート製の大きな白い駅舎が立ち、上り方に貨物用の側線と貨物ホーム、駅舎の両隣に国鉄官舎が設置されていた。夏休みや連休を中心に近隣の西方海水浴場への海水浴客や川内高城温泉への観光客、湯治客で賑わい、西鹿児島駅方面から当駅止まりの臨時列車も数本設定されていた。無人化後も海水浴客対応のために1980年代までは夏季の夏休み期間中に川内駅から駅員が派遣されて期間限定の終日有人駅になっていたが、乗降客の減少と完全無人化に伴い駅舎と官舎、中線などが撤去され、2面2線となり現在に至る。

近隣に西方海水浴場があるため、夏休みを中心に海水浴客で賑わう。また、毎年8月上旬に開催される「海・ふれ愛in西方夏祭り納涼大会」の最寄り駅であるため、開催日は駅前やホームが大変混雑する。そのためJR九州から経営移管された後も2006年開催日までは当駅 - 川内間で臨時列車が1往復設定されていた。

のりば

1 テンプレート:Color肥薩おれんじ鉄道線 (上り) 出水方面
2 テンプレート:Color肥薩おれんじ鉄道線 (上り) 出水方面
(下り) 川内方面

JR九州時代は2番線ホームの跨線橋のすぐ前に1927年に建てられた古い木造の待合室が残っていたが、肥薩おれんじ鉄道に経営移管されホームのかさ上げ工事が行われた際に取り壊されて撤去された。

歴史

駅名の由来

開業当時の地名(薩摩郡高城村大字西方)が由来。

「西方」の地名の由来ははっきりしていないが、一説にはこの地には古くから高城郡が置かれ、西方は高城郡に西の端にしていた事から「西ノ方(にしのかた)」や「西端、西肩(にしかた)」などと読まれており、それが「西方」に転化したという説がある。

利用状況

2012年度の1日平均乗車人員は11人である。

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2007 22 45
2008 25 53
2009 18 39
2010 19 40
2011 16 34
2012 11 26

駅周辺

隣の駅

肥薩おれんじ鉄道
肥薩おれんじ鉄道線
快速「オーシャンライナーさつま」・観光列車「おれんじ食堂」
通過
普通
薩摩大川駅 - 西方駅 - 薩摩高城駅

脚注

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関連項目

テンプレート:Sister

テンプレート:肥薩おれんじ鉄道線
  1. 『川内市史 下巻』 p.553 川内市