蘭越町
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テンプレート:Infobox 蘭越町(らんこしちょう)は、北海道後志総合振興局管内にある町。磯谷郡に属す。
目次
地理
後志総合振興局管内の南西部に位置し、周囲をニセコ連峰等の山岳に囲まれた盆地を形成しており、町の中央を道南最大の河川尻別川が東西約30kmにわたり貫流し、日本海に注いでいる。また、その流域に広がる平坦地は、肥沃で水田の耕作に適しており、「らんこし米」が生産されている。気候は比較的温暖であるが、冬は積雪量が多く、特別豪雪地帯に指定されている。
隣接している自治体
地名の由来
- アイヌ語の「ランコ・ウシ」(桂の木が多いところ)から転化したものである。
沿革
- 1872年 箱館支庁管轄となり横澗、島古丹、能津登、尻別の4ヵ村に区画のうえ戸長を置いた。
- 1899年5月27日 尻別村が北尻別村と「南尻別村」に分割。南尻別村の戸長役場は現在の名駒町に置かれた。
- 1902年4月1日 横澗、島古丹、能津登、北尻別の4ヵ村合併して2級町村制施行、村名を磯谷村とした。
- 1904年 目名(当時磯谷駅)、蘭越、昆布の3駅開駅、上目名は当時鉄道信号監視所。
- 1909年4月1日 南尻別村、2級町村制施行。
- 1914年 村役場を蘭越に移転。
- 1940年4月1日 南尻別村、1級町村制施行。
- 1947年 地方自治法の改正により初の村長公選。
- 1954年12月1日 南尻別村を「蘭越村」と改称すると同時に町制施行。「蘭越町」となる。
- 1955年 旧磯谷村北尻別地区を寿都町から編入。
- 1967年 蘭越町民歌、らんこし音頭制定。
- 1969年 オーストリア共和国、サールフェルデン市と姉妹都市締結。
- 1985年 役場新庁舎が完成。町民憲章、町の花・木を「こぶし」と指定。
- 1999年 開基100年記念式典を挙行、各種の記念行事を実施。
行政
役場
- 町長:宮谷内留雄
- 町議会:定数10
- 組織
- 総務課
- 税務課
- 住民福祉課
- 健康推進課
- 産業経済課
- 建設課
- 教育委員会
- 議会事務局
- 出納室
官公庁
国の機関
- 小樽開発建設部蘭越河川事業所
- 陸上自衛隊北部方面隊ニセコ訓練厩舎
- 独立行政法人水産総合研究センターさけ・ますセンター尻別事業所
道の機関
- 後志総合振興局小樽建設管理部蘭越出張所
消防
- 羊蹄山ろく消防組合消防署蘭越支署
警察
- 倶知安警察署蘭越警察官駐在所
- 倶知安警察署昆布警察官駐在所
- 倶知安警察署目名警察官駐在所
- 倶知安警察署港警察官駐在所
経済
産業
- 主に水稲を中心とした農業
- 町で作られている米、「らんこし米」は、北海道のプロスポーツチーム日本ハムファイターズやコンサドーレ札幌にも寄付したことがある。テンプレート:要出典
立地企業
- 株式会社熊谷本店
- 石田産業株式会社
農協
- ようてい農業協同組合(JAようてい)蘭越支所
郵便局
- 蘭越郵便局(集配局)
- 昆布郵便局
- 目名郵便局
- 名駒郵便局
- 港町簡易郵便局
- 昆布温泉簡易郵便局
宅配便
姉妹都市・提携都市
地域
地区
人口
教育
交通
鉄道
バス
道路
- 一般国道
- 都道府県道
- 道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- ニセコ積丹小樽海岸国定公園
- ニセコ温泉郷
- 蘭越町貝の館
- フィッシュ・アンド・名駒
- 大湯沼自然展示館
- 湯本温泉野営場
- リンリン公園
- チセヌプリスキー場
- コックリ湖
- 紅葉の滝
- 大湯沼
出身人物
- 金石清禅(政治家、元参議院議員)
- 増田雅人(ゲームデザイナー、『プロレス』『ファイヤープロレスリング』の生みの親)
- 輪島直幸(NHKおかあさんといっしょ6代目体操のお兄さん、元NHKラジオ・テレビ体操指導者)