倶知安町

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ファイル:Kutchan town from Asahigaoka.JPG
旭ヶ丘公園から望む倶知安町市街地

倶知安町(くっちゃんちょう)は、北海道後志総合振興局管内、虻田郡にある町。後志総合振興局の所在地で、後志総合振興局南西部の中心都市の役割を果たしている。

独特の地名の由来はアイヌ語から「クッ・シャン・イ」(管のようなところを流れ出る場所)や「クチャ・アン・ナイ」(狩り小屋のある沢)と言われ、諸説がありはっきりとしない。

地理

隣接している自治体

気候

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羊蹄山麓に位置するため、北海道の地域の中でも非常に降雪量が多い。年間降雪量は10mを超え、毎年の最深積雪は2m前後となる。過去最深積雪は1970年3月25日の312cmである。 また、元来寒暖の差が大きく、晴れた日の朝は放射冷却による冷込みが厳しい地域であり、1945年(昭和20年)1月27日には全国の官署では旭川、帯広につぐ記録となる-35.7度を観測している。しかし、観測所が市街地にあることから、近年は都市化・温暖化の影響で最低気温は急激に上昇しており、1967年1月16日の-31.2℃以降、-30度以下は一度も観測されていない。また、2000年以降で最も低くなったのは2001年1月14日の-24.3℃で、近年は-20度以下にまで下がらない年もあるなど、最低気温の上昇が北海道内で激しい地域となっている。1月の平均最低気温は1961~1990年平年値よりも1.2℃上昇し-10.1℃に、2月の最低気温は1.5℃上昇し-10.0℃となり、北海道の中ではむしろ温暖な方である。夏は比較的暑く、日中30度以上の真夏日となることも珍しくない。1999年8月8日には過去最高の34.4℃を観測している。

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歴史

産業

  • 農業(畑作)が盛ん。
  • 観光産業(ウィンタースポーツ)
    • ロス・フィンドレーがニセコに移住したのがきっかけ[1] により、次第に口コミでオーストラリアへと広がった。これが評判となり、南半球が夏季になる時期にニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフのパウダースノーを滑るためにオーストラリアからの観光客が近年多く押し寄せるようになった。2006年(平成18年)には東京名古屋大阪の三大都市圏の住宅地をさしおいて住宅地地価上昇率日本一に躍り出た。これはオーストラリア人観光客を見込んだホテルや短期滞在用住宅の需要が原因と見られている。その一方で、地価上昇の原因である建設・買収されたホテルの多くがオーストラリア資本によるものであり、それにより地元に金を落としにくい状態にしているため、観光客増加が今後の地元経済にプラスになるかどうかは未知数である。

立地企業

金融機関

農協

  • ようてい農業協同組合(JAようてい)

郵便

宅配便

警察

姉妹都市・提携都市

海外

地域

人口

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教育

高等学校

     ※平成25年4月1日、倶知安町立倶知安中学校と倶知安町立東陵中学校を統合し、設立。

  • 小学校 : 町立4校・分校1校
    • 倶知安町立倶知安小学校
    • 倶知安町立北陽小学校
    • 倶知安町立東小学校
    • 倶知安町立西小学校
      • 樺山分校

住宅団地

  • 道営住宅南4条団地
  • 道営住宅羊蹄団地
  • 道営住宅白雪団地
  • 道営住宅えぞ富士団地

交通

鉄道

かつては室蘭本線伊達紋別駅との間に胆振線があったが、1986年(昭和61年)に廃止された。

バス

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

文化財

天然記念物

  • 後方羊蹄山の高山植物帯

その他

  • 大仏寺本堂の天井画 - 倶知安町指定有形文化財
  • 倶知安赤坂奴 - 町指定無形民俗文化財、倶知安町赤坂奴保存会
  • 羊蹄太鼓 - 町指定無形民俗文化財、くっちゃん羊蹄太鼓保存会

観光スポット

ファイル:Kutchan-Asahigaoka(winter).JPG
旭ヶ丘公園のジャンプ台跡

出身人物

ゆかりの人物

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

行政
観光


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  1. [1]