スパーキングレディーカップ
テンプレート:出典の明記 テンプレート:競馬の競走 スパーキングレディーカップは3歳以上の牝馬により川崎競馬場のダート1600メートルで行なわれる地方競馬の重賞(統一JpnIII)競走である。競走名は川崎競馬場のナイター競走の愛称である「スパーキングナイター」に由来。また、1995年から1997年に掛けてダート重賞路線を席巻し、特に川崎競馬場では4戦4勝(川崎記念2勝、エンプレス杯2勝)と無敵を示し、「砂の女王」と異名を取った名馬ホクトベガを記念してホクトベガメモリアルと銘打たれている。
正賞は農林水産大臣賞、日本中央競馬会理事長賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、よみうりランド賞。
概要
1997年にダート2000メートルの南関東地区の4歳(現3歳)牝馬限定重賞(南関東G3)として創設された。翌1998年からはダート競走格付け委員会によりGIIIに格付けされダートグレード競走となり、現在の距離に変更された。また、同年より南関東グレードはG2へと格上げされた。2007年以降は、統一格付けのみの表記となり、JpnIIIに格付けされている。また、2011年よりトゥインクルレディー賞に替わり、GRANDAME-JAPANの古馬シリーズに指定され、その開幕戦となった。
2002年に7月での施行が定着して以降は、3歳牝馬と古馬(4歳以上)牝馬が本格的に初めて対戦する重賞競走に位置付けられている。
出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上の牝馬の競走馬でフルゲート14頭である。出走枠はJRA所属馬4頭、地方競馬所属馬は10頭でこのうち南関東地区以外の所属馬は4頭以内と所属別に定められている。
負担重量は3歳52kg、4歳以上55kgを基本とし、更に以下のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。
- 施行日5日前より過去のGI・JpnI競走1着馬は3kg増、GII・JpnII競走1着馬は2kg増、GIII・JpnIII競走1着馬は1kg増。
- 上記重量に加え、G及びJpn競走通算3勝以上の馬は1kg増とし、更に2勝ごとに1kg増とする。
- 負担重量の上限は3歳が55kg、4歳以上が58kgとする。
賞金
回数 | 総額賞金 (万円) |
1着賞金 (万円) |
2着賞金 (万円) |
3着賞金 (万円) |
4着賞金 (万円) |
5着賞金 (万円) |
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第2回(1998年) | 5,100 | 3,000 | 1,050 | 600 | 300 | 150 |
第3回(1999年) | ||||||
第4回(2000年) | ||||||
第5回(2001年) | ||||||
第6回(2002年) | ||||||
第7回(2003年) | ||||||
第8回(2004年) | ||||||
第9回(2005年) | ||||||
第10回(2006年) | ||||||
第11回(2007年) | ||||||
第12回(2008年) | ||||||
第13回(2009年) | 4,250 | 2,500 | 875 | 500 | 250 | 125 |
第14回(2010年) | ||||||
第15回(2011年) | ||||||
第16回(2012年) | ||||||
第17回(2013年) |
歴史
- 1997年
- 川崎競馬場のダート2000mの南関東地区の4歳(現3歳)の牝馬限定の別定の重賞競走スパーキングレディーカップとして創設。
- 南関東グレードはG3に格付け。
- ブンブンラリーとオートメンデスが同着優勝。
- 1998年
- 中央・地方全国指定交流競走に指定。
- ダートグレード競走格付け委員会によりGIII(統一GIII)に格付け。
- 南関東グレードをG3からG2に格付け変更。
- 施行距離を現在のダート1600mに変更。
- 出走条件を「4歳(現3歳)牝馬」から「4歳(現3歳)以上牝馬」に変更。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上牝馬」から「3歳以上牝馬」に変更。
- 2006年 - JRAのレマーズガールが当競走で史上初の2度目の優勝。
- 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により統一グレード表記をJpnIIIに変更。なお、南関東グレードは併記しないことになった。
- 2008年 - 船橋のトーセンジョウオーが当競走で史上2頭目の2度目の優勝(同馬は初勝利時と2度目では所属が異なる)。
- 2009年 - 1着賞金が3,000万円から2,500万円に減額。
- 2010年
- 2011年
- GRANDAME-JAPAN競走の古馬シリーズに指定。第1戦に組み込まれる。
- JRAのラヴェリータが史上初の3連覇。
- JRAの松元茂樹が調教師として史上初の3連覇。
歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1997年9月22日 | ブンブンラリー | 牝3 | 川崎 | 2:11.4 | 桑島孝春 | 新貝一雄 |
オートメンデス | 牝3 | 川崎 | 岡村裕基 | 鳥飼春弥 | |||
第2回 | 1998年9月23日 | ホクトロビン | 牝4 | 船橋 | 1:41.8 | 佐藤祐樹 | 岡島一馬 |
第3回 | 1999年6月15日 | ファストフレンド | 牝5 | JRA | 1:40.1 | 蛯名正義 | 高市圭二 |
第4回 | 2000年9月15日 | トシザミカ | 牝5 | JRA | 1:40.3 | 河内洋 | 音無秀孝 |
第5回 | 2001年9月17日 | プリエミネンス | 牝4 | JRA | 1:39.2 | 柴田善臣 | 伊藤圭三 |
第6回 | 2002年7月11日 | ジーナフォンテン | 牝4 | 船橋 | 1:41.6 | 張田京 | 山浦武 |
第7回 | 2003年7月22日 | レマーズガール | 牝3 | JRA | 1:41.0 | 武豊 | 湯浅三郎 |
第8回 | 2004年7月20日 | グラッブユアハート | 牝4 | JRA | 1:41.0 | 安藤勝己 | 畠山吉宏 |
第9回 | 2005年[[7月6日|7月テンプレート:06日]] | トーセンジョウオー | 牝4 | JRA | 1:40:6 | 後藤浩輝 | 国枝栄 |
第10回 | 2006年[[7月5日|7月テンプレート:05日]] | レマーズガール | 牝6 | JRA | 1:41:7 | 内田博幸 | 湯浅三郎 |
第11回 | 2007年[[7月4日|7月テンプレート:04日]] | メイショウバトラー | 牝7 | JRA | 1:38.7 | 武豊 | 高橋成忠 |
第12回 | 2008年7月16日 | トーセンジョウオー | 牝7 | 船橋 | 1:39.2 | 戸崎圭太 | 川島正行 |
第13回 | 2009年7月15日 | ラヴェリータ | 牝3 | JRA | 1:39.7 | 岩田康誠 | 松元茂樹 |
第14回 | 2010年[[7月7日|7月テンプレート:07日]] | ラヴェリータ | 牝4 | JRA | 1:40.0 | 岩田康誠 | 松元茂樹 |
第15回 | 2011年7月テンプレート:06日 | ラヴェリータ | 牝5 | JRA | 1:39.0 | 武豊 | 松元茂樹 |
第16回 | 2012年7月テンプレート:04日 | スティールパス | 牝5 | JRA | 1:39.3 | 蛯名正義 | 松田国英 |
第17回 | 2013年[[7月3日|7月テンプレート:03日]] | メーデイア | 牝5 | JRA | 1:40.8 | 浜中俊 | 笹田和秀 |
第18回 | 2014年[[7月2日|7月テンプレート:02日]] | サウンドガガ | 牝5 | JRA | 1:39.4 | 武豊 | 佐藤正雄 |
出典:南関東4競馬場公式「スパーキングレディーカップ競走優勝馬」 テンプレート:ダートグレード競走 テンプレート:GRANDAME-JAPANテンプレート:Keiba-stub