大野町駅
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テンプレート:駅情報 大野町駅(おおのまちえき)は、愛知県常滑市大野町にある名鉄常滑線の駅である。地元の人からは「大野駅」とも呼ばれる。
駅構造
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■常滑線 | 下り | 常滑・中部国際空港方面 |
2 | ■常滑線 | 上り | 太田川・神宮前方面 |
- 改札口は名古屋方面ホームに1か所ある。空港方面ホームへは跨線橋でつながっている。エレベーターはなく、空港方面ホームにはスロープもないため車椅子で空港方面へ向かう場合はいったん名古屋方面へ行ってから折り返し乗車となる。
- 駅集中管理システム導入済みの無人駅(管理駅は常滑駅)で、自動券売機・改札機・精算機を備えている。大野祭りなどのイベントが開催される際には臨時に駅員が配置される。
- かつては太田川方面に渡り線があった[1][2]。また当駅で名古屋方面へ折り返す列車も存在した[注釈 1]が、現在は渡り線が撤去されているため当駅での折り返しはできない。
配線図
利用状況
「とこなめの統計」によると、当駅の一日平均乗降客数は以下の通り推移している。
- 2002年度 3,063人
- 2003年度 3,009人
- 2004年度 3,036人
- 2005年度 3,119人
- 2006年度 3,066人
- 2007年度 3,119人
- 2008年度 3,001人
かつては大野海水浴場への観光客などの利用者で賑わったが、近年は減少傾向である。
駅周辺
- 空港パーキング大野町(駐車場)
- ヤマナカ粕谷台店
- 尾張大野郵便局
- 尾張大野城跡(どちらかというと隣の西ノ口駅からのほうが近い)
- 三菱東京UFJ銀行大野出張所
- ココストア
- 海音寺
- 大野海水浴場(世界最古の海水浴場と言われている)
- 津多屋(せんべい店)
- 大野漁港
- 矢田川 - 当駅南側で渡る二級河川
歴史
- 1912年(明治45年)2月18日 - 愛知電気鉄道が大野駅として開業。傳馬町駅 - 当駅間開業時の終着駅となる。
- 1913年(大正2年)以前[3] - 大野町駅に改称[注釈 2]。
- 1913年3月29日 - 当駅 - 常滑駅間延伸開業によって途中駅となる。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 2005年(平成17年)
- 2008年(平成20年)12月27日 - 全車一般車特急(当駅通過)が快速急行に変更されたため、急行停車駅に格下げ。但し当駅における停車本数は従来と変わらない。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 常滑線
- テンプレート:Colorミュースカイ・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color快速急行
- 通過
- テンプレート:Color急行
- テンプレート:Color準急
- 新舞子駅 - 大野町駅 - 常滑駅
- ■普通
- 新舞子駅 - 大野町駅 - 西ノ口駅
- テンプレート:Colorミュースカイ・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color快速急行
脚注
注釈
- ↑ 現在の車両の方向幕・行き先表示等には「大野町」の表示設定が残っているものもある。
- ↑ 鉄道講習会『いろは別鉄道駅名鑑 大正3年12月10日現在』p.25 ではすでに「大野町」となっている。
- ↑ 1980年代までの「高速」(料金不要特急に相当する種別)も太田川以南では尾張横須賀と共に停車駅であった。また、特急増発前に休日に常滑発が1本だけ存在した特急(全車座席指定)も尾張横須賀と共に停車していた。
出典
- ↑ 宮脇俊三・原田勝正 『東京・横浜・千葉・名古屋の私鉄 (JR・私鉄全線各駅停車)』小学館、1993年。 ISBN 978-4093954112 p.225
- ↑ 川島令三 『全国鉄道事情大研究 名古屋東部篇』草思社、2002年。ISBN 978-4794211408 p.151
- ↑ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 7号 東海』新潮社、2008年(平成20年)、p.47