西ノ口駅
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西ノ口駅(にしのくちえき)は、愛知県常滑市住吉町にある名鉄常滑線の駅である。一部の普通や急行は当駅に特別停車し、ミュースカイや特急、快急の通過待ちをする。
駅構造
8両編成対応の島式2面4線ホームの橋上駅で無人駅。トイレ、エレベーター、エスカレーターはない。常滑線・空港線の駅では当駅が唯一トイレのない駅である。
空港線開業に伴い、輸送力増強に向けて待避線と留置線を有する現在の駅舎になった。それまで常滑線太田川駅~常滑駅間には待避線のある駅がなかった。また太田川駅~常滑駅間では唯一、8両編成対応のホームを有する。
なお、朝に2本(5:11と5:35)この駅始発の中部国際空港行きの普通電車がある。このうち5:11発は名鉄全線の中で最も早く出る電車である。(常滑駅から来た回送が当駅から折り返して営業運行に入る)
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■常滑線 | 下り | 常滑・中部国際空港方面 | 待避線 |
2 | ■常滑線 | 下り | 常滑・中部国際空港方面 | 本線 |
3 | ■常滑線 | 上り | 太田川・神宮前方面 | 本線 |
4 | ■常滑線 | 上り | 太田川・神宮前方面 | 待避線 |
配線図
利用状況
「とこなめの統計」によると、当駅の一日平均乗降客数は以下の通り推移している。
- 2002年度 511人
- 2003年度 493人
- 2004年度 483人
- 2005年度 511人
- 2006年度 563人
- 2007年度 658人
- 2008年度 719人
常滑線・空港線では、りんくう常滑駅・日長駅に次いで3番目に少ない。
駅周辺
近年は駅東側の国道155号・247号の周辺で住宅地の開発も行われている。
歴史
- 1913年(大正2年)3月29日 - 愛知電気鉄道が大野町駅 - 常滑駅間開通と同時に開業。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1944年(昭和19年) - 休止。
- 1946年(昭和21年)9月15日 - 復活。このときより無人駅である。
- 2004年(平成16年)12月15日 - 移転、6両対応相対式2面2線ホームから8両対応島式2面4線ホームへ。また駅集中管理システムと、改札口にトランパスを導入(2005年1月15日から)。移転に伴う営業キロ改定は2005年1月29日実施。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 常滑線
脚注