XFree86
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox XFree86は、PC向けに広く使われていたフリーソフトウェアであり、かつオープンソースであるX Window Systemの実装である。名称は、AT&Tによるi386向けX Window Systemの実装であるX386の3 (Three) をFreeに置き換えたところからきている。
OSとしては、Linux、FreeBSD、NetBSD、OpenBSD、Solaris、Mac OS X、Windows NT、OS/2などを対象としている。CPUアーキテクチャとしては、当初i386系CPUだけがサポートされたが、現在はPowerPCなどの他のCPUもサポートするようになっている。
XFree86をデフォルトのGUIに使用しているOS
- Linux(一部のディストリビューション。現在では、多くのディストリビューションが X.Org を使っている。)
- FreeBSD(5.2.1-Releaseまで)
X.Org Foundationの分離
XFree86のバージョン4.4からはライセンス条項が変わり、Apache Software Licenseの謝辞条項に極めて類似した、いわゆる宣伝条項付きBSDライセンスと似たものになったため、GPLをライセンスとしているソフトウェアを含むディストリビューションではライセンス間の矛盾により使用しない(出来ない)ものが出始めて来ている。このライセンス形態の変更に難色を示したXFree86のメンバーがXFree86 Projectを離脱し、新たにX.Org Foundationを立ち上げた。