TownsGEAR
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TownsGEAR(タウンズギア)は、富士通のパソコンFM TOWNSに標準添付されたマルチメディアオーサリングツールである。略称は「GEAR」。
概要
TownsGEARは、「ノート」の中に「ページ」を作り、「部品」を貼り付けることでプログラムの知識なしに自分だけの作品を作ることができるオーサリングツールである。
用語解説
ここでは、TownsGEARで使われる用語について解説する。
- ページ
- ノートの1画面分。
- マスターページ(Mページ)
- 部品のレイアウトを統一する際に使われるページ。ページを作成する際にマスターページを使用する設定にすると、ページが作成された時点でマスターページとおなじレイアウトで部品が配置された状態になる。
- 部品
- ページの中でデータを扱うために埋め込むもの。実際のデータはノートファイルに保存されている場合(内部ファイル)と、ノート外の別ファイルに保存されている場合(外部ファイル)とがある。
- また、ページの中でハイパーリンクを扱う場合にも「ボタン」という部品を用いる。
- GearBASIC
- TownsGEARに組み込まれているプログラム言語。オブジェクト指向言語である。言語体系はほぼ一般的なBASICだが、行番号がない。また、TownsGEARのノート・ページ・部品を扱う機能が追加されている。
備考
- 『Oh!FM』誌上で、「TownsGEARのFM-7版」ともいうべきオーサリングツールRr-GEARが発表された。
- TownsGEARのプロ仕様ともいえる「GearPower」というソフトも発売された。なおTownsGEARとノートファイルの互換性はない。
関連書籍
- 『TownsGEAR徹底操作ガイド』(高野真一、ビー・エヌ・エヌ、1990/04) - ISBN 4893691090
- 『FM-TOWNSスーパーブック―TownsGEARプログラミング入門』(西川潤、長浜拓也、ソフトバンク、1990/06) - ISBN 4890521178
- 『お気楽TownsGEAR』(グループとんげあ、ソフトバンクパブリッシング、1994/12) - ISBN 4890525963