NHKスタジオパーク
テンプレート:博物館 NHKスタジオパーク(エヌエイチケイスタジオパーク)は、東京都渋谷区神南のNHK放送センター内に所在する観光施設。1965年に「見学者コース」として公開、1985年に「NHK展示プラザ」に改称、放送70周年記念事業の一環として1995年3月22日に視聴者体験型にリニューアルし開業した[1]。愛称・略称はスタパ。
目次
概要
入場料はリニューアル前は大人200円、高校生は150円(いずれも団体割引あり)だったが、リニューアル後は個人が200円・20名以上の団体は1人あたり150円となっており、高等学校生もしくは18歳未満、及び65歳以上と、障害者手帳所持者および付添い1名は無料となっている。また、「渋谷DEどーも」(毎年5月上旬)、「ECOパーク」(毎年6月上旬)、「防災パーク」(毎年8月下旬)の開催当日、「夏休み無料公開デー」(7月下旬~8月上旬)の開催期間中、毎年10月1日の「都民の日/渋谷区民の日」、正月3が日にあたる場合は年齢制限に関係なく無料となっている。
毎日『スタジオパークからこんにちは』等の公開放送が行われるCT-450スタジオを始め、放送の収録セットを紹介したコーナー、利用者体験スタジオコーナーなども設けられている。また日によっては『おかあさんといっしょ』や『連続テレビ小説』などの収録の様子を見学することが可能。
リニューアル
テレビの地上デジタル化に伴う展示内容更新のため、2011年4月1日から閉鎖して半年間工事を行う予定としていたが、直前の3月11日に東日本大震災が発生したため、3月18日まで臨時休館となったほか、それ以降についても計画停電の影響で営業再開できるかどうか微妙な情勢となっていた。また、震災に伴い3月19日から実施されるはずだったイベント『春“スタパ祭り2011”』は中止となった。
2011年10月に改装工事を終えて、10月10日にリニューアルオープン。この日行われたオープニングセレモニーでは、NHK会長の松本正之(当時)と、連続テレビ小説『カーネーション』のヒロイン役を務める女優の尾野真千子がテープカットを行った[2]。この他『どーもくんファミリーステージ』等のイベントも行われたほか、NHK総合テレビで午前10時過ぎより特別番組『これがデジタル時代のテーマパークだ!』[3]の生放送を行った。またこの日放送の『スタジオパークからこんにちは 新装開店SP』のゲストには同番組初代司会を務めた堀尾正明(元NHKアナウンサー)が出演した。
スタジオパークの施設
Aフロア
- スーパーハイビジョン
- 入り口すぐにある、3300万画素の映像と22.2chの音響が合わさった超大型ビジョン。
- スタジオギャラリー
- 大河ドラマやNHK紅白歌合戦等NHK番組の企画展のコーナー。
- CT-450スタジオ
- 実際のスタジオでの収録の様子を見学できるコーナー。
- ネイチャーカメラマン
- 自然番組の撮影をテーマにした展示コーナー。
Bフロア
- メディアウォール
- 過去から現在に至るまでの様々なNHKの番組を視聴できるコーナー。
- CR-350スタジオ/3Dシアター
- NHKラジオの収録風景を見られるコーナー。収録時間外では3Dシアターが上映される。
- NHKクエスト
- NHKの番組に関する様々なジャンルのクイズが出題される。
- NHKワールド
- NHKワールド・ラジオ日本の収録風景を見ることができる。また、世界各国の言語での挨拶を聞けるコーナーもある。
- はてなルーム
- NHKの番組『ためしてガッテン』と『すイエんサー』をテーマにした、生活の中の疑問について考えるコーナー。
- アニメファクトリー
- アニメ番組の制作過程の展示のほか、NHKで放送中のアニメの1場面を使用したアフレコ体験コーナー(要予約)がある。
- クリエイティブラボ
- 映像や音の編集が体験できるコーナー(要予約)。
- スタジオパークNEWS
- 模擬スタジオを使って、ニュース番組の収録が体験できる(要予約)。メインキャスターとレポーター、気象予報士、カメラマンの体験ができる。
- どーもくんCAFE
- 休憩スペース。NHKの最新情報も見ることができる。
- ドラマライブラリー(CT105、106スタジオ見学窓)
- 歴代の大河ドラマや連続テレビ小説を展示したコーナー。
- こどもライブラリー(CT-103スタジオ見学窓)
- 歴代の幼児向け番組を振り返るコーナー。
Cフロア
- キッズワールド
- 『おかあさんといっしょ』などの幼児向け番組の世界を体験できるコーナー
- イベントホール
- スタジオショップ
- スタジオカフェ
リニューアル前の施設
以下は改修前の2011年2月時点の施設内容
- ウェルカムスタジオ
- 入口に入ってすぐにあるエントランススタジオ。係員が入場客をハイビジョンカメラで撮影し、それが150インチのハイビジョンテレビに映し出される。岡本太郎によるレリーフ壁画「天に舞う」(1974年制作)も飾られている。
- デジタル放送ひろば
- デジタル放送の魅力について分かりやすく解説・体験するコーナー。
- くらしに役立つ番組コーナー
- 生活関連の番組を紹介するコーナー。『ためしてガッテン』のコーナーでは、ガッテンボタンを押せたり、スタジオパークのオリジナルクイズに挑戦できたりする。
- NHKワールド・ラジオ日本 ふれあいスタジオ
- NHKラジオの国際放送のスタジオが覗けるコーナー。
- あなたも挑戦!アフレコスタジオ
- NHKのアニメやドラマのアフレコが体験できるコーナー。
- 時代劇スタジオ
- 大河ドラマの資料(台本など)やセットなどを展示。大河ドラマの衣装に着替えて記念撮影も出来る。
- デザインランド
- 映像や音のデザインと関わりを楽しく知るために開設された体験型施設。最新のバーチャル映像を体感できたり、タイミング良く効果音のボタンを押したり出来るゲームコーナーなどから成り立っている。
- 体験スタジオQ
- ニュースやお天気解説のアナウンサーに挑戦できるコーナー。カメラなどの撮影機器は、実際にニュースの撮影で使われているものと同一。
- ラジオ深夜便コーナー
- 『ラジオ深夜便』やデジタルラジオについてパネルで解説。映像で『ラジオ放送のあゆみ』というラジオ放送の歴史が見られる。
- スタジオ見学窓
- NHKの人気番組のスタジオが窓越しに覗ける(CT-103・104・105・106スタジオ内)。撮影が行われている場合は、リモコンテレビでスタジオに設置されたカメラの拡大・縮小が出来る。
- CT-450オープンスタジオ
- 『スタジオパークからこんにちは』や『土曜スタジオパーク』などの公開収録が行われているスタジオ。予定されている改修期間中は、平日・土曜共に観客を入れずに生放送・収録を行っている。
- スタジオウォッチング
- 放送センターにある21ものスタジオの様子が映し出されている。好きなスタジオを選択すると、中央の大画面にそのスタジオの映像が表示される。
- とびだすハイビジョンシアター
- 3Dメガネ無し(裸眼立体視)で見られる3D映像シアター。外では3D映像と普通の映像の比較が出来る。
- おかあさんといっしょのキャラクターの着ぐるみなどが展示されている子供向けのコーナー。おかあさんといっしょの歌や体操の映像が流れているテレビもある。
- 世界遺産コーナー
- 世界遺産についてハイビジョン映像で詳しく解説しているコーナー。主にシリーズ世界遺産100など。
- スタジオショップ
- NHK関連のキャラクターグッズやビデオなどを販売しているコーナー。
- パークギャラリー
- NHKの番組に関連した展示を行っている美術館。
- 多目的スペース
- 様々なイベントで使われる施設。
- レストランスタジオカフェ
- NHK番組に関連したメニューがあるレストラン。
CT-450から放送されている番組
- 平日 13:27 - 14:00 『スタジオパークからこんにちは』(総合テレビ)
- 平日 16:50 - 18:00 『ゆうどき』(総合テレビ)
- この番組のみ非公開(ただし、一時期スタジオの外側から見ている人を写していた)。
- 土曜 14:00 - 15:00 『土曜スタジオパーク あなたの声に答えます』(総合テレビ)
- 日曜 13:00 - 15:55 『日曜バラエティー』(ラジオ第1)
過去
データ
|
- 所在地 東京都渋谷区神南2-2-1 NHK放送センター内
- 開館時間 10:00 - 18:00(入場は17:30まで)
- 休館日 毎月第3月曜日(8月、12月を除く。祝日・振替休日の場合は翌日)、年末(12月25日 - 31日)
交通アクセス
- 渋谷、JR山手線原宿、東京メトロ明治神宮前、東京メトロ千代田線代々木公園の各駅から徒歩12分
- 渋谷駅から「NHKスタジオパーク」行直行バス(京王バス東が運行)あり。「渋谷マークシティ前」2番乗り場から運行。
脚注
関連項目
- いずれもNHK放送センター内にあるオープンスタジオ
- スタジオパークで放送する番組
- NHK放送センターで行われるイベント
外部リンク
テンプレート:Navbox with collapsible groups- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 尾野真千子、朝ドラな日々で「ちょい太った」スポーツ報知 2011年10月10日
- ↑ スタジオパーク リニューアル特番 NHK 秋の新番組・注目番組 秋ナビ、2011年10月(随時更新)