M46 (天体)
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M46 | |
星座 | とも座 |
観測データ | |
種別 | 散開星団 |
赤経 (RA, α) | 7h 41.8m (J2000.0) |
赤緯 (Dec, δ) | -14°49' (j2000.0 |
距離 | 5300 光年 |
視等級 | 6.1 |
視直径 | 27 |
物理的性質 | |
直径 | 41 光年 |
色 (B-V) | _ |
絶対等級 | _ |
特性 | _ |
その他の名称 |
NGC 2437 |
250px |
M46 (NGC2437) はとも座にある散開星団。1771年にフランスの天文学者シャルル・メシエが発見した。「非常に小さな星の集まり。良い器械でないと識別できない。わずか星雲状のものをふくむ」と記した。
直径は約42光年。約200個の微星からなる。双眼鏡では星雲上に見える。条件が良ければその上に微かな微星が見える。小口径ではおびただしい微星が見え、となりのM47と全く印象の異なった姿が楽しめる。M46の中には惑星状星雲のNGC2438がある。青みがかった灰色で、濃淡がある。口径8cmの望遠鏡で見たという人もいる。口径20cmではさらに大きく見え、星雲の端に星がついているのが見える。20cmの望遠鏡でNGC2438が環状であることを確認できる。口径30cmの望遠鏡では中心星が見える。
M47と合わせて同程度の星団が並んでいるので、南天の二重星団[1]と表現する人もいる。ただ、M47は明るい星が荒々しく並んでいて、M46は細かい星が星雲状に並んでいると表現する人もいる。
出典
- ↑ 浅田英夫『星雲星団ウォッチング』p.130 地人書館 1996年。ISBN 4-8052-0501-6