鳥羽志摩農業協同組合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鳥羽志摩農業協同組合(とばしまのうぎょうきょうどうくみあい)は、三重県志摩市に本店を置く農業協同組合。通称はJA鳥羽志摩。 1988年(昭和63年)4月に、鳥羽市、志摩郡(当時)にあった13の農協が合併して、発足した。
現況
- 組合員数:13,245人
- 正組合員:9,440人
- 准組合員:3,805人
- 従業員数:295人(臨時職員を含む)
- 貯金及び積金:648億3177万円
- 販売品販売高:7億4015万円
沿革
- 1948年(昭和23年) - 以下の農業協同組合が発足した。
- 1962年(昭和37年)2月 - 磯部村農協・恵利原農協・的矢村農協・東神原農協の4農協が合併し、「磯部町農業協同組合」が発足した[7]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 菅島農協・畔蛸農協・国崎農協・千賀農協・堅子農協・桃取農協・鳥羽農協・相差農協・今浦農協・本浦農協・答志農協・石鏡農協の12農協が統合し、「鳥羽市農業協同組合」が発足[8]。
- 1966年(昭和41年)3月31日 - 浜島農協・桧山路農協の両農協が合併し、「浜島農業協同組合」が発足した[6]。
- 1969年(昭和44年)3月31日 - 鵜方農協・神明農協・国府農協・安乗農協・甲賀農協・奥農協・志島農協の7農協が合併して、「阿児町農業協同組合」が発足した[9]。
- 1978年(昭和53年)5月1日 - 波切農協・名田農協の両農協が合併し、「波切農業協同組合」が発足[10]。
- 1981年(昭和56年)1月 - 浜島農協・南張農協・迫子農協の3農協が合併し、「浜島農業協同組合」が発足[11]。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 鳥羽志摩地域の13農協(鳥羽市農協・加茂農協・阿児町農協・立神農協・磯部町農協・片田農協・布施田農協・和具農協・越賀農協・畔名農協・波切農協・船越農協・浜島農協)が合併し、「鳥羽志摩農業協同組合」が発足。
- 1991年(平成3年) - 磯部支店いちご部会が朝日農業賞を受賞する[12]。
- 1995年(平成7年)4月 - 支店の整理統合を実施、的矢支店を廃止[13]。
本支店
- 志摩市
- 鳥羽市
- 鳥羽支店 - 入り口に加茂牛の像が置かれている。
- 鳥羽支店中之郷
- 鳥羽支店あぐり石鏡
- 鳥羽支店あぐり菅島
- 鳥羽支店あぐり本浦
- 鳥羽支店あぐり桃取
- 鳥羽支店 - 入り口に加茂牛の像が置かれている。
主な産物
- 米 - コシヒカリ(ブランド名は珠光)
- いちご-品種はレッドパールと章姫
- トマト
- メロン - 地域ブランド「南張メロン」
- 加茂牛-主に三重県内で流通
- 船越味噌・醤油
- きんこ - 甘藷を干したもの(干しいも)
主な事業
- 朝市 - 志摩市内の支店で定期的に開いている。
- 葬祭事業 - 自宅葬と2つの葬祭会館(虹のホールとばしま、虹のホールしま)での会館葬を取り扱う。
- 不動産事業 - 賃貸や土地のほか、「JAの街 大王五人畑」の分譲を行っている。
- JAまつり - 毎年12月に阿児アリーナで開かれる催し。農産物の販売やローカルヒーローのショーなどがある。
- 長沢育種苗施設 - いちご狩り体験ができる。
脚注
参考文献
- 阿児町史編纂委員会 編『新版 阿児町史』阿児町、平成12年3月15日、931p.
- 磯部町史編纂委員会 編『磯部町史 上巻』磯部町、平成9年9月1日、1356p.
- 磯部町史編纂委員会 編『磯部町史 下巻』磯部町、平成9年9月1日、1340p.
- 志摩町史編纂委員会 編『志摩町史 改訂版』志摩町教育委員会、平成16年9月1日、1164p.
- 大王町史編さん委員会 編『大王町史』大王町、平成6年8月1日、1184p.
- 鳥羽市史編さん室『鳥羽市史 下巻』鳥羽市役所、平成三年三月二十五日、1347p.
- 浜島町史編さん委員会 編『浜島町史』浜島町教育委員会、平成元年10月1日、1292p.