高金素梅
テンプレート:中華圏の人物 高金素梅(こうきん そばい)は台湾の歌手・女優・政治家。現在は中華民国立法委員で、所属政党は無党団結聯盟。中国北京市中央民族大学に留学。台中県和平郷谷関在住。元女優・芸能人。父親は中国安徽省出身の満州族、母親は台湾原住民のタイヤル族である。かつては「金素梅」と名乗っていたが母親が先住民だったことから、先住民選挙区(山地原住民区)から選挙に出馬した。タイヤル族名吉娃斯阿麗(チワスアリ)。
活動
政治的には親中の泛藍連盟寄りで、陳水扁政権が6,108億台湾元でパトリオットミサイル PAC-3と改バーベル級潜水艦8隻を購入しようとした際には、これに反対。泛緑連盟が主張する住民投票による台湾憲法制定にも反対している。
2005年には来日し、駐日中国大使館の報道官も「関心を寄せている」とコメントするなど、日本国内外の反靖国の政治勢力と連動して靖国神社を批判する行動を取った。一連の行動については国内ではほとんど報道されなかったが、台湾独立派のラジオ局「台湾の声」などから批判の声が挙がった。また、国連本部でも反靖国・反軍国主義の抗議活動を行っている。
2004年、台北県烏来郷に1992年に設置された高砂義勇隊慰霊碑 (日本軍に従軍して戦死した高砂族の兵士を慰霊する碑) について「大日本帝国を賛美している」として撤去を主張し、台湾団結連盟(台聯)の日本支部などの反対を押し切り記念碑以外の撤去を実現。元義勇兵からの抗議に対しては、「奴らは日本の奴隷化教育を受けた連中」と発言し物議を醸した。なお義勇兵碑そのものは、日本から集まった義援金や台北県が土地を提供したことなどから、移転と言う形で落ち着いた[1]。
以上のように、高金の政治ポリシーは反軍国主義であり、過激な行動が耳目を引くことがある。2009年には訪日して靖国神社の拝殿前で靖国神社反対活動を行い、拝殿に進入しようとしたメンバーが制止しようとした神社職員ともみ合いになり、その際職員数人を突き飛ばし、打撲などの軽傷を負わせたと報じられた[2]。2011年8月に警視庁公安部は高金を書類送検した[3]。高金は、抗議行動に参加したメンバーが日本側に暴行を加えたことは無く、逆に日本側により暴行を受けたと主張し、容疑を否認した[4]。同年9月8日、東京地検は理由を明示せずに、高金を不起訴処分とした[5][6]。
学歴
- 台中県和平国小
- 臺中県和平国中
- 青年高中影視科
作品リスト
レコード
- JIN金素梅專輯
- 背叛風情
- 卸装
- 多情痴心
- 潮
- [デュエット]情籍(郭獎専輯に収録、台語歌曲)
- [合輯]天使的翅膀
テレビドラマ
- 挑夫
- 不了情
- 『婉君表妹』
- 三朶花
- 愛
- 縁
- 秦俑
- 唖巴与新娘
- 丈夫不見了
映画
- 『喜宴』(邦題:ウェディング・バンケット)
- 『将邪神剣』
- 『梅珍』
- 『女湯』
- 『靖国 YASUKUNI』
司会
- 点灯