深夜急行バス (東急バス)
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深夜急行バス ミッドナイト・アロー(しんやきゅうこうバス ミッドナイト・アロー)は、東急バスが運行している深夜急行バスである。
終電後の渋谷駅から主に東急東横線・田園都市線沿線各地への輸送を確保しており、1990年代初期の深夜急行バスの草分け的存在である。なお、2002年12月2日から2007年9月28日まで終電間際の渋谷駅から各地への輸送を確保するナイト・アローも運行していた。
路線
高速青葉台線
高速新横浜線
- 渋谷駅(西口32番のりば)→(山手通りまたは環七通り~目黒通り[1])→都立大学駅北口→等々力七丁目→(第三京浜道路)→新城駅前→中原駅前→東横線小杉駅→元住吉→日吉駅→綱島駅入口→大倉山駅入口→新横浜駅→(フリー降車区間)→新羽営業所
- 月・火曜日は1便(1:10発)、水・木曜日は2便(1:10発、1:30発)、祝祭日前日・金曜日は3便(1:10発、1:20発、1:30発)運行する。土・日・祝祭日・年末年始・お盆期間は運休。渋谷駅以外の停留所は降車専用。
- 新羽営業所が所管。
- 空港リムジン仕様車が仕業につくことが多い。多摩川を第三京浜道路で渡るため、座席定員制である。
高速ニュータウン線
- 渋谷駅(西口31番のりば)→(首都高3号渋谷線~東名高速道路)→すみれが丘→北山田交差点→センター北駅→センター南駅→仲町台駅
- 平日1便(1:15発)運行する。土・日・祝祭日・年末年始・お盆期間は運休。渋谷駅以外の停留所は降車専用。
- 東山田営業所が所管。
- 高速青葉台線同様座席定員制。2011年11月1日に通勤高速バス「TOKYU E-Liner」(高速虹が丘線)が運行開始されてからは、通勤高速バス塗装の車両が優先的に使用されている。
高速二子玉川線
- 渋谷駅(西口34番のりば)→大橋→三宿→三軒茶屋→上馬→駒沢→深沢八丁目→用賀一丁目→二子玉川駅→高津駅入口→溝の口駅
- 祝祭日前日(土曜日を除く)・金曜日は2便(1:15発、1:30発)、それ以外の平日と土曜日は1便(1:15発)運行する。日・祝祭日・年末年始・お盆期間は運休(土曜日も祝祭日・年末年始以外は運行する)。渋谷駅以外の停留所は降車専用。
- 高津営業所が所管。
- この路線と高速宮前平線は路線名は高速と名乗るものの、高速道路を走らないので、立ち席利用が認められている。
高速宮前平線
- 渋谷駅(西口35番のりば)→切通し前(溝の口駅入口)→身代り不動尊前(梶が谷駅入口)→宮崎農協(宮崎台駅入口)→宮前区役所前→宮前平駅
- 月~土曜日に1便(1:15発)運行する。日・祝祭日・年末年始・お盆期間は運休(土曜日も祝祭日・年末年始以外は運行する)。渋谷駅以外の停留所は降車専用。
- 高津営業所が所管。2012年11月1日運行開始。
- 高速二子玉川線と同様、路線名は高速と名乗るものの、高速道路を走らないので、満席の場合は立ち席利用が認められている。
使用車両
開設当初は主に補助席付き60人乗りの観光バスを転用、路線バス車両をベースとした貸切兼用車(ワンロマ)はどちらかというと補助的に使用されていた。2000年代からはバリアフリー法の関係でワンステップバスをベースとしたワンロマが投入されている。なお青葉台線・新横浜線では引き続き60人乗りの観光バスタイプの車両も併用されており、新横浜線では羽田空港リムジンの車両を使用することがある。ニュータウン線は通勤高速バス「TOKYU E-Liner」用の車両が使用されることが多い。
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AO1836号車(青葉台線)
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NI288号車(新横浜線)
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TA285号車(二子玉川線)
沿革
- 1989年7月3日 高速青葉台線を開業。
- 渋谷駅発1:00発と1:30発の2便を設定。当時の途中停留所は鷺沼駅とたまプラーザ駅のみ。
- 1990年
- 1995年10月16日 高速青葉台線ダイヤ改定。
- 2002年
- 2003年
- 2007年10月1日 ナイト・アロー青葉台線を廃止(同年9月28日をもって運行終了)。
- 2012年11月1日 高速宮前平線を開業。
脚注
- ↑ 東急バスの路線図では山手通り・目黒通り経由で記載されている