高山文彦 (作家)
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テンプレート:Ambox-miniテンプレート:Infobox 作家 テンプレート:Portal 高山 文彦(たかやま ふみひこ、本名工藤 雅康(くどう まさやす)、1958年3月7日‐ )は、日本のノンフィクション作家。宮崎県高千穂町出身。
来歴・人物
宮崎県立高千穂高等学校卒業。法政大学文学部哲学科を学費未納で除籍となる。
製薬会社やNTV映像センターを経て、大下英治の事務所に入り、1992年に独立。1993年、「死者が語る佐川急便事件」(「プレジデント」2月号)で注目される。
犯罪を犯した少年に対しては同情的だが、実名を書いて人権侵害として訴えられてしまったことがある。結果的には勝訴したものの、その矛盾は日本の実名報道に対し疑問を投げかけることとなった。
また、高千穂町出身であることもあり、高千穂あまてらす鉄道(神話高千穂トロッコ鉄道から社名変更)の代表取締役として、高千穂線の復活に尽力している。
長渕剛との交流もあり、1994年リリースのベストアルバム『いつかの少年』にてライナーノートを執筆した。その後、1996年リリースのアルバム『家族』では、タイトルナンバーの「家族」の共同での作詞を手がけている。
受賞歴
- 『火花 北条民雄の生涯』(1999年刊)により、第31回大宅壮一ノンフィクション賞、第22回講談社ノンフィクション賞受賞。
著書
単著
- 『いのちの器』(1995年、双葉社→ふたばらいふ新書)
- 『いのちの器 臓器は誰のものか』(角川文庫)
- 『霞が関 影の権力者たち』(1996年、講談社)
- 『地獄の季節』(1998年、新潮社)
- 『地獄の季節 「酒鬼薔薇聖斗」がいた場所』(新潮文庫)
- 『「少年A」14歳の肖像』(1998年、新潮社→新潮文庫)
- 『火花 北条民雄の生涯』(1999年、飛鳥新社→角川文庫→七つ森書館)
- 『愚か者の伝説 大仁田厚という男』(2000年、講談社)
- 『運命(アクシデント)』(2000年、文藝春秋)
- 『水の森』(2001年、中央公論新社)
- 『ネロが消えた』(2003年、飛鳥新社) 絵:唐仁原教久
- 『鬼降る森』(2004年、幻戯書房)
- 『水平記 松本治一郎と部落解放運動の一〇〇年』(2005年、新潮社→新潮文庫)
- 『麻原彰晃の誕生』(2006年、文春新書)
- 『ミラコロ』(2006年、ポプラ社)
- 『あした、次の駅で。』(ポプラ文庫)
- 『エレクトラ 中上健次の生涯』(2007年、文藝春秋→文春文庫)
- 『孤児たちの城 ジョセフィン・ベーカーと囚われた13人』(2008年、新潮社)
- 『父を葬(おく)る』(2009年、幻戯書房)
- 『どん底 部落差別自作自演事件』(2012年、小学館)
- 『大津波を生きる 巨大防潮堤と田老百年の歴史』(2012年、新潮社)
編著
- 『少年犯罪実名報道』(2002年、文藝春秋)
共著
- 『サヨナラだけが人生だ 随想集「プロムナード」2』(2002年、恒文社21) 共著・安野光雅、高橋源一郎
- 『それからのわたし』(2004年、飛鳥新社) 語り:清水秀子
- 『日本人への遺言』(2007年、講談社→講談社文庫)対談:城山三郎
- 『対論 部落問題』(2008年、平凡社新書)共著:組坂繁之
論文
外部リンク
- 神話高千穂トロッコ鉄道公式ホームページ(代表取締役を務めている)
- 奥平剛士の「愛と革命」リッダ!(講談社G2)