ぎょしゃ座
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ぎょしゃ座(馭者座、Auriga)は、トレミーの48星座の1つ。
α星は、全天21の1等星の1つであり、カペラと呼ばれる。
主な天体
恒星
テンプレート:See also 1等星のα星(カペラ)以外に、2等星が1つ(β星)ある。
- α星:カペラは、ぎょしゃ座で最も明るい恒星で、全天21の1等星の1つ[1]。この星は、神話のヤギ、アマルテイアに関係している。3つの星、ε星、ζ星、η星は、「子供」と呼ばれる。
- β星:メンカリナンは、ぎょしゃ座で2番目に明るい恒星で、2等星[2]。
- ε星:アル・マーズは、最も変わった種類の連星である。変光周期は27.1年で、約2年間食が続く。肉眼で見えるほうの恒星は黄色を帯びたF型の超巨星である。伴星のタイプは不明である。
- ζ星:サダトニは、変光周期970日である。主星はK型の赤色超巨星である。伴星はB型の主系列星である。
ぎょしゃ座の連星には、カペラ、β星、ε星、ζ星、等がある。
ε星とζ星。これらの2種の連星は連星進化の非常に珍しい段階にある。
星団・星雲・銀河
由来と歴史
中国天文学ではぎょしゃ座の4つの星とおうし座のβ星を結んだ五角形に注目し、「五車星」と呼ばれた。
神話
この星座は Rukubi(戦車)としてバビロニアの時代にさかのぼる可能性がある。 一説にはこの星座はヘルメースの息子ミュルティロスであるという。詳細はペロプスを参照。 一方ローマ人はこの星座を鍛冶神ヘーパイストス(ウゥルカーヌス)の息子で、足の不自由なアテナイ王エリクトニオスであると考えた[3]。この人物は、女神アテーナー(ミネルウァ)に助けられ、4頭立ての戦車馬車を発明した人物であるとされる[3]。足の不自由なこの王は、戦車で大いに戦績をあげたとされる[3]。
画像
脚注
注釈
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