香川県道10号高松長尾大内線

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テンプレート:Infobox road 香川県道10号 高松長尾大内線(かがわけんどう10ごう たかまつながおおちせん)は、香川県高松市から東かがわ市に至る主要地方道である。

概要

高松市中心部から東かがわ市西部に至る県道である。本線は元々バイパスとして建設された改良済み区間が多く、またさぬき市・東かがわ市市境付近を除いて全線が平野部をルートとしているため、比較的直線区間の多い4車線道路となっている。ルートは起点の片田交差点から南下した後、下田井交差点付近からは南東方向に変わり、高松市・三木町境付近から再びカーブを経ると、そのまま東進し終点の丹生交差点に達する。また、四国の大動脈である国道11号と並行しており、起点・終点共に同国道に接続されていることから、事実上国道11号のバイパス道路として機能している。沿岸部を経由する国道11号に対し、当線は内陸部を経由しているため、国道11号でもバイパスが無く混雑率が高い高松市牟礼地区及びさぬき市の2車線区間を迂回することが可能である。

当線は香川県内で完結する県道のうちで最も若い路線番号が振られた県道である。当線より若い番号が振られた県道は全て、県境を越える「越県県道」しかなく、この規則性に則って越境先の路線番号も香川県内と統一されている。

路線データ

路線番号の変遷

1971年12月1日時点での県道番号は11号だったが、国道11号と近接して紛らわしかったため、1982年7月から欠番となっていた10号に変更している。

徳島県には国道11号から徳島県道11号鳴門公園線(新道)が分岐している(さらに、香川県道では11号同様の理由で32号は欠番となっているが、徳島県道32号国道32号から分岐している)。また、愛媛県でも、国道11号が通る新居浜市内で、愛媛県道11号新居浜角野線と国道11号とが交差、存在している。

重複区間

通過する自治体

交差・接続している道路

本線

旧道1

  • 香川県道43号中徳三谷高松線(香川県高松市)札場東交差点
  • 香川県道272号高松志度線(香川県高松市)木太東口交差点

旧道2

  • 香川県道10号高松長尾大内線(本線)(香川県さぬき市)豊田東
  • 香川県道132号田面入野山線(香川県さぬき市)新池
  • 香川県道10号高松長尾大内線(本線)(香川県さぬき市)大東交差点

橋梁

本線

  • 福万大橋(新川・三木町大字氷上)
  • 新井戸橋(鴨部川・三木町大字井戸)
  • 新布勢橋(地蔵川・さぬき市寒川町石田西)
  • もりひろ橋(梅壇川・さぬき市寒川町石田東)
  • 平尾橋(さぬき市寒川町石田東)
  • 新松尾橋(津田川・さぬき市大川町田面)
  • 北川大橋(北川・東かがわ市土居)

旧道

  • 木太大橋(詰田川・高松市木太町)

都市計画道路指定

  • 高松市
    • 屋島東山崎線の一部 片田交差点 - 東山崎町交差点
  • さぬき市
    • 大通線の一部 三木町境 - 下通り交差点

道の駅

名称・愛称

東山崎町の1車線区間問題

さぬき東街道の区間はさぬき市大川町田面まで片側2車線化が完成しているが、高松市東山崎町(東山崎町北交差点 - 東山崎町交差点)のみ暫定1車線区間が残り、渋滞が多発していた。とりわけ2005年以降この区間の北方に商業施設が多く建設されたため渋滞はさらに深刻化していた。これはこの区間内に高松琴平電気鉄道長尾線の踏切があるためであった。同線は1998年より高架化事業が行われており、高架自体はほとんど完成していたが、この踏切のすぐ瓦町方にある取付部分では地権者の強固な抵抗にあい、また高松琴平電気鉄道の経営難もあってこの付近に関しては2003年ごろからは全く動きがなかった[1]2006年に入って土地収用手続きが開始され、ようやく事業が動き出した。高架線は2007年10月7日に供用が開始され、道路は2008年3月24日に4車線化が完成し、ようやく1車線区間問題は解消した。

交通量

この表は2010年調査時点の状況を反映しており、現在とは当線を取り巻く指定状況が大きく変更されているため異なる。この表にある本線のうち琴電松島踏切交差点から東山崎町北交差点まで及び別線3の全線が県道指定を取り消されて旧道に、別線1の全線が県道272号となり、この表に無い市道屋島東山崎線のうち片田交差点から春日町交差点が県道10号に追加されている。また同時に、別線2(バイパス)の区間は全部が本線に編入されている。

交通量は全体的に起点に向かって多くなっているが、本線中の琴電松島踏切交差点から東山崎町北交差点までは2車線の非改良区間であるため、混雑度が最も高いにもかかわらず交通量が少ない。高松市内を離れると交通量が減り、平均旅行速度が速くなる。 最も交通量が多いのは別線1の区間であるが、この区間は当線と市道花ノ宮木太線及び市道室町新田線からなる都市計画道路室町新田線の一部であったため、本線とは異なって東西方向の道路であり、交通体系としては別系統である。

24時間交通量(2010年度交通センサス)[2]
区間 観測地点 交通量 混雑度 昼間平均旅行速度
2010年 前回比 上り 下り
琴電松島踏切交差点-多賀橋南 - 1万3814台 -465台 1.02 15.3km/h 14.1km/h
多賀橋南交差点-上福岡町交差点 1万6364台 -3961台 1.18 10.8km/h 19.9km/h
上福岡町交差点-西札場交差点 高松市元山町字下大熊1192番地3 1万1224台 -165台 1.44 22.3km/h 23.7km/h
西札場交差点-札場東交差点 12.1km/h 13.6km/h
札場東交差点-木太東口交差点 24.7km/h 17.2km/h
木太東口交差点-川添橋西詰交差点 31.3km/h 36.9km/h
川添橋西詰交差点-東山崎町北 27.7km/h 24.5km/h
東山崎町北交差点-東山崎町交差点 高松市東山崎町字中所716番地 2万2755台 +4974台 0.66 22.7km/h 13.8km/h
東山崎町交差点-下田井交差点 さぬき市昭和字下屋3117番地 1万9764台 -2940台 0.70 30.8km/h 32.7km/h
下田井交差点-十川西町交差点 46.8km/h 41.4km/h
十川西町交差点-十川東町交差点 34.0km/h 32.1km/h
十川東町交差点-高松市・三木町境 -532台 43.5km/h 46.3km/h
高松市・三木町境-福万交差点 0.56
福万交差点-氷上交差点 35.8km/h 32.7km/h
氷上交差点-八戸交差点 38.1km/h 37.2km/h
八戸交差点-中井戸交差点 43.7km/h 49.6km/h
中井戸交差点-三木町・さぬき市境 51.5km/h 41.6km/h
三木町・さぬき市境-長尾中央交差点 0.61
長尾中央交差点-石田西交差点 - 1万6053台 -681台 0.53 49.2km/h 54.5km/h
石田西交差点-本村西交差点 40.2km/h 35.1km/h
本村西交差点-石田高校南交差点 0.48 41.4km/h 36.5km/h
石田高校南交差点-田辺池南交差点 55.1km/h 60.2km/h
田辺池南交差点-みろく自然公園東 43.3km/h 46.1km/h
みろく自然公園東-富田東交差点 55.3km/h 39.4km/h
富田東交差点-豊田東 東かがわ市中山618番地 1万2234台 -4500台 0.52 47.9km/h 50.8km/h
豊田東-新池交差点 - 1万0314台 -1318台 0.87 32.4km/h 41.4km/h
新池交差点-大東交差点 38.6km/h 35.1km/h
大東交差点-丹生交差点 東かがわ市中山618番地 1万2234台 +602台 1.10 45.6km/h 37.1km/h
別線1
市道花ノ宮木太線-木太南小学校北 高松市木太町字中川東3844番地1 2万9062台 -255台 1.28 30.6km/h 22.5km/h
木太南小学校北交差点-木太東口 19.3km/h 19.3km/h
別線2(バイパス)
春日町交差点-宮の原交差点 - 2万3329台 -990台 0.72 24.8km/h 28.8km/h
宮の原交差点-東山崎町北交差点 高松市東山崎町字中所716番地 2万2755台 +4974台 0.62 30.4km/h 31.7km/h
別線3
豊田東-大東交差点 東かがわ市中山618番地 1万2234台 - 1.10 41.4km/h 42.5km/h
本線平均 1万6004台 -837台 0.81 37.0km/h 35.8km/h

参考文献

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関連項目

  • テンプレート:Cite webテンプレート:リンク切れ
  • 平成22年度 全国道路・街路交通情勢調査(道路交通センサス)