開陽台
開陽台(かいようだい)は、北海道標津郡中標津町にある丘であり、展望台がある名所となっている。
概要
標高271mの小高い丘で、周囲に視界を遮るものがないので地平線が丸く見え視界は330度と言われている。晴れた日には野付半島や国後島まで望める。付近には北海道遺産の一つである根釧台地の格子状防風林がある。また、1982年に発表された佐々木譲のツーリング小説「振り返れば地平線」に登場した事などから、1980年代以降は北海道ツーリングライダーの聖地としてライダーの間では広く知られる。
旧展望台は「カメハウス」と呼ばれライダー達から愛されていた。1995年に新しくなった現在の展望台は2階建てで入場無料。1階には「ハイジーの家」という軽食・土産物の店が入っており、店主の通称「かあさん」はライダー達から愛されていたが、2006年10月末を以って閉店、2007年春からは「ハイジーの家」にも商品を提供していた町内のジェラートショップ「リスの森」が店を構えている。
夜間に見晴らしの良さから天体観測に訪れる者もいる。また、展望台の裏手には無料で使用できるキャンプ場があり、北海道を旅するツーリングライダーの憩いの場所となっている。開陽台での長期滞在を目的に毎年北海道へやって来るライダーもいる。
テレビ・ラジオ中継局
1977年10月までは全局が放送を行っていたが、そのうち、NHK釧路放送局の総合テレビと教育テレビ・北海道放送(HBC)・北海道文化放送(UHB)が隣町となる標津町の川北にある妹羅山(しゅらやま)に移転。そのため、地上デジタル放送(地デジ)へ完全移行する2011年7月24日まで、NHK釧路放送局のFM放送・札幌テレビ放送(STV)・北海道テレビ放送(HTB)の中継局が残っていた。なお、同日をもって地デジに完全移行したため、現在はNHK釧路放送局のFM放送だけが残っている。詳細については、中標津中継局を参照。また、釧路送信所からの地上デジタル放送各局、FM放送各局の電波も十分受信可能になっているため、2011年12月現在、中標津中継局が開局していないテレビ北海道(TVh)の番組が、ワンセグ等で楽しむことができる。
展望台からの眺め
拡大して横スクロールさせると、より良く見られます テンプレート:Wide image テンプレート:Wide image
アクセス
- 中標津空港から車で15分。
関連項目
- 展望台 - 日本各地の展望台の一覧
外部リンク
- 開陽台ハイジーの家 Official website(ファンが運営する公式サイト。閉店後も運営は続いており、店主とライダー達の交流は今も続いている)
- 中標津町