閃マンガン鉱
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閃マンガン鉱(せんマンガンこう、alabandite、アラバンダイト)はマンガンの硫化鉱物。硫マンガン鉱、アラバンド鉱ともよばれる。英名のAlabanditeは、トルコのアラバンダ(Alabanda)地方で最初に発見されたことに由来する。
マンガン鉱山に普通に産出される鉱物であり、菱マンガン鉱、あるいはばら輝石と伴って産出される。
性質・特徴
化学組成は、MnS。等軸晶系。立方体、八面体あるいは塊状で産出され、{001}に完全なへき開がある。モース硬度は3.5。比重は4。
色は黒から鉄黒色で、亜金属光沢があり、条痕は暗緑色である。粉末にするとニンニクのような悪臭がする。
特徴としては酸化のされやすさがあげられる。しばらく放置しておくとすぐに光沢を失い、二酸化マンガンのくすんだ褐色となる。
関連項目
参考文献
- 豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996年、ISBN 4-586-31040-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
- Alabandite(mindat.org)
- Alabandite Mineral Data(webmineral.com)