長泉なめり駅
長泉なめり駅(ながいずみなめりえき)は、静岡県駿東郡長泉町納米里(なめり)にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線の駅である。
静岡県立静岡がんセンターの最寄駅であり、2002年(平成14年)9月に新設された。駅名の「なめり」は、駅所在地の住所の読みに由来する。
駅構造
単式ホーム1面1線のみを持つ地上駅で、ホームは線路の西側に置かれている。駅の出入口は、ホーム側にある西口と、そこから構内の東西を結ぶ自由通路(跨線橋、名称は納米里自由通路)を通った先に開設されている東口の2か所。無人駅であり、管理駅の裾野駅が当駅を管理している[1]。当駅には自動券売機が設置されていないのできっぷを購入することが出来ない。またICカード乗車券のチャージ機も設置されていない。
静岡がんセンターの最寄駅ということもあってバリアフリーに対応しており、車椅子対応のスロープ、音声誘導装置、点字案内板、エレベーター、障害者対応のトイレ、障害者対応の駐車場が設置されている。駅前の道路からホームまで段差を越えることなく行き来できる。
利用状況
「静岡県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2002年 | 233 |
2003年 | 不明 |
2004年 | 〃 |
2005年 | 〃 |
2006年 | 〃 |
2007年 | 〃 |
2008年 | 〃 |
2009年 | 〃 |
2010年 | 685 |
2011年 | 654 |
2012年 | 742 |
駅周辺
駅東側には繊維関連の工場や住宅地がある。また、駅の西側は静岡県道394号沼津小山線(旧・国道246号線)が通っており、沿線には様々な店舗や工場がある。
西口側にある駅前広場からは静岡がんセンター方面のバス、長泉町・清水町を通る循環バス(長泉・清水循環バス)が出ている。
- 静岡県立静岡がんセンター
- 駿河平自然公園
- クレマチスの丘
- 富士竹類植物園
- 米山梅吉記念館 - 日本のロータリークラブの創始者、米山梅吉の記念館。
- 東邦テナックス三島事業所
- 東邦化工建設工場
- 富士乳業三島工場
- 長泉なめり郵便局
- ヤンセンファーマ株式会社富士工場・富士研究所
バス路線
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
長泉なめり駅 | せぎ原 | 裾野駅 | 富士急シティバス | 平日1本のみ | ||
長泉高校・がんセンター | ベックマン | 富士急シティバス | ||||
長泉役場 | 三島駅 | 富士急シティバス | ||||
長泉役場・下土狩駅・岡村記念病院 | 静岡医療センター | (長泉・清水循環バス) | 静岡医療センター方面行は岡村記念病院を経由 長泉なめり駅方面行のみサントムーン柿田川を経由 |
歴史
- 2000年(平成12年)5月14日 - 長泉町JR御殿場線新駅設置期成同盟会設立[2]。
- 2000年(平成12年)9月25日 - 新駅設置決定[2]。
- 2002年(平成14年)3月26日 - 駅名が「長泉なめり駅」に決定[2]。
- 2002年(平成14年)9月7日 - 開業[1]。駅とがんセンターを結ぶ定期バス運行開始[2]。
- 2010年(平成22年)3月13日 - ICカードTOICAが導入される。
駅間距離の長い裾野駅と下土狩駅の間に新駅を誘致する活動は長泉町により1988年(昭和63年)から行われていた。1996年(平成8年)に静岡がんセンター建設が決定すると新駅設置計画も具体化し、がんセンターの開院にあわせて当駅も開業した。