長岡南越路スマートインターチェンジ
テンプレート:高速道路施設 長岡南越路スマートインターチェンジ(ながおかみなみこしじスマートインターチェンジ)は、新潟県長岡市浦にある関越自動車道のインターチェンジ(本線直結型スマートインターチェンジ)である。
概要
関越自動車道の小千谷インターチェンジと長岡インターチェンジの間、長岡市越路地域(旧越路町)にある越路バスストップ付近に整備された本線直結型のスマートICである。既存の越路BSの道路施設を改修し、高速道路本線と県道を増設されたランプウェイで結んでいる。下り(長岡方面)・上り(前橋方面)とも流入・流出可能で、ランプウェイ部に一旦停止型のETCゲートを備えている。ETC車載器を搭載した、全長12m以下の全車種が通行できる。運用は24時間で終日利用可能である。
当初、2008年秋の社会実験開始に合わせて供用を開始する予定であったが、道路特定財源の暫定税率をめぐる問題で予算が付かず、着工が同年6月にずれ込んだことから、供用開始時期が当初の予定より半年遅れ、2009年春に延期された。ところが、周辺の地盤が軟弱であることなどから工期がさらに伸び、供用開始も更に半年遅れの同年秋に延期された。
建設当初は社会実験を経た上での本供用を予定していたが、2009年春の制度改正によって当初から設置が恒久化されることとなり、当インターは常磐自動車道の水戸北スマートインターチェンジ、東北自動車道の白河中央スマートインターチェンジに次いで全国3箇所目[1]の本線直結型スマートICとして、9月24日の16時から一般供用を開始した。
なお当スマートICの建設工事に伴い、越路バスストップは2008年7月10日から供用開始日の9月24日まで休止扱いとなり全便通過し、翌9月25日から運用を再開した。
供用開始以来の1日あたりの平均利用台数は約1,800台で、インター周辺部の越路地域や小千谷市北部の片貝町はもとより、長岡地域南部や山古志地域(旧山古志村)、蓬平温泉などへのアクセス改善が図られた他、越路地域から長岡地域中心部への救急搬送も約12分短縮された。また8月の長岡まつりや9月の片貝まつりの花火大会当日には1日の利用台数が3,000台を超え、特に2010年9月10日の片貝まつり花火大会2日目には、国土交通省北陸地方整備局管内のスマートインター10箇所中で同年の1日利用台数最多となる5,089台を記録するなど、周辺地域の道路交通整流化にも効果を現している。
接続道路
なおランプウェイは長岡市道越路121号線、同越路429号線として、長岡市が整備を行った[2]。
隣
付近
関連項目
脚注
外部リンク
テンプレート:関越自動車道- ↑ 先に供用を開始した2つの本線直結型スマートICのうち、水戸北スマートICは2006年9月25日から2009年3月31日まで社会実験を実施し、翌4月1日から恒久化された。また白河中央スマートICは当初社会実験を経た上での本供用を予定していたが、2009年3月に恒久設置が決定し、同年8月8日に供用を開始した。両ICのうち両方向利用できるのは白河中央のみ(水戸北は東京方面のみ)であるため、両方向へ流入流出できる本線直結型スマートICとしては、当ICが全国2箇所目である。
- ↑ 長岡南越路スマートICに関する工事の内容 - 東日本高速道路 - 2012年12月15日閲覧