釣〜りんぐ北海道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

釣〜りんぐ北海道』(つ〜りんぐほっかいどう)は、札幌テレビ放送(STV)で毎週日曜日 16:25 - 16:55(JST、開始当初は日曜日 16:55 - 17:25)に放送されていたテレビ番組1996年5月5日にスタート、2008年3月30日に終了した。本来は釣りがメインのスポーツ番組だったが、バラエティ色が強く、テンプレート:誰範囲2

概要

北海道内の釣りのポイントに出かけて釣りをするというのがメインだったが、それ以外にも魚介類を使った料理コーナーや、魚の生態や見分け方などの解説など、釣りをしない人にも楽しめる内容となっていた。特に料理コーナーでは居酒屋のマスターでもあったささげ敏夫が、釣れたばかりの魚を岸壁で調理するなど比較的手軽に調理できるものが多く、アウトドアの魅力を引き立てる構成になっていた。復活後の料理コーナーはささげ出演時代末期のアシスタントだった三好りさが担当し、ささげが生前に残したレシピをもとに行っていた。

また、ロケ地も道外のみならず、海外にも出かけていた。

2003年以前は冬季間の定期放送を行わず、『釣〜りんぐウィンター』というタイトルで月1回程度放送していた。冬季の北海道ではワカサギ釣りくらいしか出来ないため、魚料理のおいしい店を紹介するなどの工夫で間を持たせていた。

突然の打ち切り、そして再開

番組スタート時からの出演者で、「名人」の愛称で長く親しまれていたささげが2006年3月7日食道癌で急逝したため、2006年3月19日の放送をもって一度打ち切られた。これは放送開始当初のタイトルが『準基・ささげの釣〜りんぐ北海道』となっていたため、ささげを前面に押し出した番組だったということが背景にあったと言われている。一つのけじめを付けたSTVは後番組として中京テレビ制作の全国ネット番組『いただきマッスル!』を4月16日から遅れネットで放送していたが、番組の復活を求めるファンの声が多数寄せられ、終了時まで担当していたSTVアナウンサーの工藤準基と三好がささげの遺志を引き継ぎ、2006年5月14日より再び放送を開始(『いただきマッスル!』は土曜17時台に枠移動、さらに深夜へ移動して終了)した。復活後は主に三好と工藤に加えて週替わりのSTVアナウンサーの3人で釣りを行っていた。

レギュラー放送終了とその後

直後の番組『1×8いこうよ!』と共に人気を保ち続けていたが(『釣〜りんぐ』の視聴率は決して低くはなかった)、諸般の事情から2008年3月30日放送分(1時間スペシャル)をもってレギュラー放送を終了した。

2009年6月27日、末期を担当していた工藤準基と三好りさのコンビで、1年3か月ぶりに『初夏の爆釣スペシャル』として1日限りの特別番組として放送された。

備考

CS放送「釣りビジョン」では過去の放送内容を再放送していた(2006年3月31日に一旦放送を終了、その後再開)。制作業務・撮影技術・編集などの業務は、「株式会社テイクワン」が行っていた。

出演者

工藤準基
STVアナウンサー。カレイやヒラメなど平物釣りが得意だったことから、自称「平物キング」。
三好りさ
STVスポーツ情報部キャスター(番組リポーター)。元ミスさっぽろ、元自衛官(北部方面総監部勤務)。
2001年4月から担当。番組外でもささげを師と仰ぎ慕っていた。12月31日が誕生日で、年末スペシャル放送の際には手荒い祝福を受けていた。

過去の出演者

ささげ敏夫
本職は居酒屋のマスター。番組では名人・師匠と呼ばれていた。
山口ひろみ
初代女性出演者。1996年 - 1997年の2年間担当。演歌歌手の山口ひろみとは無関係。
松井ちはる
2代目女性出演者。1998年 - 2000年の3年間担当。

参考文献

  1. 準基・ささげの「釣〜りんぐ北海道」(ブックマン社刊、1999年8月3日発売、ISBN 4893083708)
  2. 釣〜りんぐ北海道Part2(ブックマン社刊、2000年9月7日発売、ISBN 4893084070)

DVD

  • 釣〜りんぐ北海道(2006年4月、札幌テレビ放送 ※STV通販サイトにて販売中)

外部リンク

  • 無し(現在は閲覧不能)

テンプレート:前後番組