金紅石
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テンプレート:Redirect テンプレート:Infobox 鉱物 金紅石(きんこうせき、rutile、ルチル[1])は、二酸化チタン(TiO2)の結晶のひとつ。正方晶系の鉱物である。同様の組成式で表される鉱物に鋭錐石(アナテース)、板チタン石(ブルカイト)がある。名はラテン語の「rutilus」(金紅色)に由来する。チタンの重要な鉱石鉱物。
火成岩や変成岩などに広く産する。石英(水晶)の中に針状結晶が入ることがあり、「針入り水晶」などと呼ばれる。
チタンの製造や宝石などに使用される。
宝石としてのルチル
屈折率は2.62-2.90とダイアモンドを上回るが、天然に産するルチル自体は透明でないため宝石としてはほとんど用いられない。
ルビーやサファイアに含まれるものはスター効果を起こす。これは、ルチルが双晶になりやすいことによる。
1948年より生産が開始された。無色透明なものは「Titania」(ティタニア)という名でダイヤモンドの代用品として用いられることもある。
ルチルグループ
- ルチル(rutile) : TiO2
- 軟マンガン鉱(pyrolusite) : MnO2
- アーゲタイト(argutite) : GeO2
- 錫石(cassiterite) : SnO2
- パラテルル石(paratellurite) : TeO2
- プラットナー石(plattnerite) : PbO2
- スティショフ石(stishovite) : SiO2
結晶構造
ルチルはルチル型と呼ばれる正方晶系の結晶で、各パラメーターはa=4.584Å、c=2.953Åである[2]。したがって、その密度は4240 kg/m3となる。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ Diebold, Ulrike "The surface science of titanium dioxide" Surface Science Reports 48 pp. 53-229 doi:10.1016/S0167-5729(02)00100-0