遠江一宮駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
遠江一宮駅(とおとうみいちのみやえき)は、静岡県周智郡森町一宮にある天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の駅。
国鉄からの転換時、駅名から旧国名の「遠江」は外されたり(遠江桜木駅から桜木駅)、あるいは別の表現に変えられたりしているが(遠江森駅から遠州森駅、遠江二俣駅から天竜二俣駅)、当駅はそのまま据え置かれた。同一線に「遠江」と「遠州」の駅が並存している。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。木造駅舎を有する無人駅である。駅舎(本屋)は国の登録有形文化財として登録されている[1]。
駅舎には手打ち蕎麦屋が入居している。店は休日などは午前中には売切れてしまうこともある人気店である。
利用状況
近年の乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2008 | 53 |
2009 | 63 |
2010 | 58 |
2011 | 67 |
2012 | 74 |
駅周辺
駅南側は丘、北側に住宅と田んぼがある。
歴史
- 1940年(昭和15年)6月1日 - 遠江森駅~金指駅間の開通時に、国鉄二俣線の駅(一般駅)として開業。
- 1961年(昭和36年)5月16日 - 遠州鉄道の気動車が、西鹿島駅から当駅経由で遠江森駅まで乗り入れ。
- 1962年(昭和37年)8月21日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1966年(昭和41年)10月1日 - 遠州鉄道の気動車乗り入れ廃止。
- 1970年(昭和45年)6月1日 - 手荷物・小荷物の取扱を廃止、同時に駅員無配置駅となる。
- 1987年(昭和62年)3月15日 - 二俣線が第三セクター鉄道に転換、天竜浜名湖鉄道の駅となる。
- 2011年(平成23年)1月26日 - 駅舎(本屋)が登録有形文化財として登録される[1]。