道徳公園
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テンプレート:公園 道徳公園(どうとくこうえん)は、愛知県名古屋市南区にある公園である。
略歴・概要
1821年(文政4年)の豪農・鷲尾善吉による開拓を記念した「鷲尾善吉翁頌徳碑」が建っている[1][2]。
1925年(大正14年)、尾張徳川家が所有していた道徳前新田が名古屋桟橋倉庫に売却された後、宅地などとともに開発された[2]。1928年(昭和3年)には皇太子殿下御降誕記念事業公園の一つとして議決されている。
当初は現在の道徳通まで広がる敷地と池をもっており、1927年(昭和2年)にはその半分近くを貸し出す形で、現在の名古屋市立道徳小学校(1940年創立[3])と名古屋市立大江中学校(1947年創立[4])あたりにマキノ・プロダクション中部撮影所が設立され[2]、『忠魂義烈 実録忠臣蔵』が撮影されるなどしたが、牧野省三の死に伴い閉鎖された。現在の道徳公園は1931年(昭和6年)ころに開園し、約10年かけて整備された[1]。
園内にある「クジラ池」のクジラ像は1927年(昭和2年)に後藤鍬五郎[5]の手で作られたもので、名古屋開府400年を記念して2010年(平成22年)に行われた「夢なごや400」事業で、グランプリの「どえりゃあ大賞」に選出され、2011年(平成23年)には市の認定地域建造物資産に認定されている[6]。
開園と時を同じくしてカフェ、玉突き、洋食堂などが並ぶ道徳銀座通ができ、名古屋屈指の繁華街として南部工業地帯で働く労働者の憩いの場として賑わった。
補足
- 道徳地区にはかつて道徳観音山という人工の築山があって、その場所が道徳公園だったとの誤解が一部にあるが、実際には近傍の観音公園(観音町1丁目)の隣にあったものである。
脚注
関連項目
- 大同大学大同高等学校 - 前身の大同工業学校が置かれていた。
- マキノ・プロダクション
- 第一映画聯盟
- 東海映画撮影所
- 名古屋市立道徳小学校
- 名古屋市立大江中学校