アカメガシワ

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テンプレート:生物分類表 アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏、テンプレート:Snamei)は、トウダイグサ科アカメガシワ属落葉高木新芽鮮紅色であること、そしてのように大きくなることから命名された。本来は熱帯系統の植物であり、落葉性を身につけることで温帯への進出を果たしたものと見られる。

特徴

本州四国九州東南アジア山野自生し、日本では二次林に多く、空き地などによく生えてくる、典型的なパイオニア植物である。雌雄異株で、樹高は5〜10mに達する。

互生し倒楕円形、浅く3裂する。裏に黄色腺点があってアリが集まることもある。初夏白色を穂状につける。果実に熟し、蒴果で軟針がある。

木のは生命力が強く、シュートを生じて繁殖する。また、種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、伐採森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖する。

利用

材は軟らかく、床柱・下駄・薪炭に用いる。樹皮は日本薬局方に記載の生薬で、これを煎じたものは胃潰瘍十二指腸潰瘍胃酸過多症に効果があるとされる。また、果実の軟針は駆虫剤に用いる。若葉は食用となり、和え物やおひたしとする[1]

ギャラリー

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類似種

のものとしては八重山諸島以南に分布するウラジロアカメガシワ テンプレート:Snamei があり、外見は似ているが、葉の裏が真っ白である。この種は東南アジアからオーストラリアに渡る分布を持つ。またより北(トカラ列島以南)まで見られるクスノハガシワ テンプレート:Snamei は、葉が硬くて細長く、毛も少ないため見た目はかなり違う印象である。また、沖縄にはヤンバルアカメガシワ テンプレート:Snamei がある。一見はアカメガシワに似るが、より大きく膜質の葉を持つ。果実の穂をぶら下げる姿は独特。

別属だが一見似た樹種にオオバベニガシワ テンプレート:Snamei がある。中国原産の落葉低木で、若葉が鮮紅色で美しく、庭木にされる。葉は網状の葉脈が目立つ。またこれと同属のアミガサギリ テンプレート:Snamei南西諸島に自生する。

脚注

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参考文献

関連項目

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外部リンク

  • 「飲食事典」本山荻舟 平凡社 p4 昭和33年12月25日発行