謎を解け!まさかのミステリー

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テンプレート:しんにょう テンプレート:基礎情報 テレビ番組謎を解け!まさかのミステリー』(なぞをとけ まさかのミステリー)は、日本テレビ系列で2003年10月17日 - 2006年3月10日まで放送されていたクイズ型トークバラエティ番組。毎週金曜日20:00 - 20:54(JST)に放送されていた。

2003年3月8日7月19日に放送した土曜日スーパースペシャル「七人の刑事が謎を解く 実在したミステリー」がベースになっている。3月8日の放送では17.5%、7月19日の放送では23.0%の高視聴率を受けてレギュラー化が決定された。

概要

  • 司会は島田紳助西尾由佳理(当時日本テレビアナウンサー)。西尾は2005年3月まで『スポーツMAX』の司会と兼任していた。なお、本番組を機に西尾はスポーツ畑からバラエティ&情報畑を歩むことになる。
  • 再現ドラマによる出題形式のミステリーは、問題・解答の2パートのVTRで構成される(番組の最初に「1分間ミステリー」というミニコーナーがあった時もあった)。当初は問題VTRの後に手がかりのVTRもあった。問題は毎回3問出題される。
  • 2005年4月からは「3賢人」の推理をヒントに謎を解く構成で4、5問とりあげたが、10月21日放送から開始当初とほぼ同じルールに戻った(詳しくは後述)。
  • 行列のできる法律相談所』の準レギュラーである磯野貴理子は本番組にも準レギュラーで出演しており、1回目の結婚の際は最初の会見を本番組のセットで行った。過去には小倉優子ウエンツ瑛士WaT)が準レギュラーとして出演していた。
  • ナレーションは、郷里大輔杉本るみ

番組の立ち上げ~謎の宣戦布告

  • レギュラー放送開始の会見の時、紳助は記者団の前で「みのさんには死んでもらいます」とフジテレビ系列『ザ・ジャッジ!』司会のみのもんたに宣戦布告をした。しかし、その会見中にテレビ局内でみのとすれ違ったことを思い出し、「お互い15%前後視聴率が獲れたらいいなと思います。いや、やっぱりテレビ朝日には死んでもらいます」と言い直し、『ミュージックステーション』への宣戦布告に切り替えた。

レギュラー放送の終了とその後

  • 番組開始当初の視聴率は17~18%台で推移。しかし、その後は平均視聴率は10%弱に下がってしまい、週によっては7%台の時もあった。2005年10月に2度目のルール変更を実施した(厳密には、開始当初に近いルールに戻した)。
  • 番組は2006年3月10日を以って打ち切りとなり、紳助自身も最終回のエンディングで「こんなん集めて、また2時間特番でやりましょう」と公言。約束通り番組終了から1年1ヶ月後の2007年5月4日に特番で放送され、さらに2007年9月27日に第2弾が放送された。
  • 広島テレビでは視聴者の要望が多かったので、2007年10月頃から毎週日曜日の11:40-12:35に再放送を行っていた。※『行列のできる法律相談所』の再放送と併用。

ルール

基本的には下記のルールだが、一時期は別のルールに変更された。半年後に元のルールに戻された。

基本ルール

放送開始~2005年3月、2005年10月21日~2006年2月24日・2007年5月4日・2007年9月27日

  • パネリスト(出演者)のうち1人が解答者を務める。
  • 解答者以外には出題直後に正解が教えられる。
  • 解答者以外のパネリストは紳助とともにテーマに沿ったトークを繰り広げ、そのうちの誰か1人がトーク中に問題の核心を突くヒントを言わなければならない。ヒントを言う人はあらかじめ決まっているが、解答者には誰がいつヒントを言うかは知らされていない。
  • 1問正解するごとにプローチ獲得、3問正解すると世界旅行獲得となる。放送開始当初はこのルールはなかった。

ヒントを特定するだけでも至難の技であり正解するのはほとんど無理に近く、紳助も「当てさす気はない」と言うほどであった。そのため世界旅行獲得者は現れぬまま新ルールへと移行した。

  • 10月21日からはこのルールに戻ったが、以前とは少し違う点があり、初期の頃は手がかりのVTRが存在し、ヒントを言う出演者が予め決められていたが、新ルールでは解答者以外の出演者に6枚のカードが配られ、その中に1枚だけヒントキーワードが書かれた当たりカード(テロップ内では当たりクジ)が入っており、そのカードを引いた出演者がヒントを言わなければならないというものになった。つまり、ヒントを言う出演者がその場で決められるシステムとなった。初期の頃の手がかりのVTRはなくなってしまったが、解答者はその時のリアクションもチェックできるようになった。
  • ちなみにヒントキーワードの書かれた1枚のカードには「あなたがヒントを言う担当です。バレないように『(ヒントキーワード)』というヒントキーワードをトークに入れて話してください」と書かれており、書かれていない残りの5枚のカードには「あなたはヒントを言う関係は特にありません。テーマに沿って面白いトークをしてください」と書かれている。

また、トーク中において、ゲストがヒントとなる言葉を発し、別のゲストがその言葉を反復するなどのトークの流れを壊してしまい、解答者が動揺するなどのハプニングも多々あった。解答VTR終了後、紳助がそのことで、そのゲストに突っ込むのがお約束であった。(例、2005年3月11日放送分にて、そのまんま東がヒントを言った小倉優子の言葉を反復してしまった。)

一時期のルール

2005年4月~10月14日

  • パネリストのうち1人が解答者をつとめる。
  • 解答者以外のパネリストにも正解は教えられない(司会者だけが正解を知っている)。
  • 解答者以外のパネリストは答えを推理し、その後「3賢人の推理」で3賢人(道蔦岳史やくみつる神足裕司)が答えを推理し、解答者はそれらを参考に解答する。また、「3賢人の推理」で3賢人が推理を披露する順番は、道蔦→やく→神足の順(たまに神足が挙手することもあり、そのときは逆回り)だった。
  • 一時期、解答者が3賢人に1人ずつ指名する形式があったが、しばらくして元の推理形式に戻った。
  • 解答者は、誰の推理も信用できない場合(全員間違っていそうな場合)は参考にしなくてもよい。
  • 不正解の場合は、他のパネリストが次の問題の解答者となる。正解の場合は、次の問題も引き続き解答者となる。
  • その放送回の最後の問題で正解した場合は、次回に出演した際に連続正解回数を持ち越しできる。
  • 3問連続正解で世界旅行獲得となる。
    • 世界のどこでも好きなところに行けるはずであったが、勝俣州和が3問連続正解(紳助もあわてて、嘘の正解を言った)を達成してケニアに行きたいと言ったものの、「そんな予算は用意してない」「この先日本テレビの番組に出られなくなってもいいなら行ってもいい」「本来なら青春18きっぷで行ってほしい」などと紳助に圧力をかけられ(同時に番組スタッフも集まりだしてしまった)、結局国内旅行へと変えられてしまった。ちなみに行き先は紳助もお忍びで泊ったことのある箱根の高級旅館「強羅花壇」1泊こっきりだった。それでも、旅行の写真を見る限りでは勝俣はそれなりに楽しそうだった。しかも強羅花壇について紳助がポロリとしゃべってしまい、勝俣に「あなたは誰かと行きましたね」と突っ込まれもした。

ゲスト 特別企画

  • 行列スペシャル
    同じスタッフが制作している「行列のできる法律相談所」のメンバーと弁護士軍団が集結。この形式は、後に同じスタッフで製作する「人生が変わる1分間の深イイ話2008年5月12日放送分にも活かされた。
  • 若手芸人スペシャル
    カンニング陣内智則ら、20代~30代の若手芸人がトーク&暴露合戦を繰り広げる。
  • アナウンサースペシャル
    日本テレビアナウンサーが総登場、アナウンサー同士や業界の裏話を暴露する。
  • また、2005年2月から夏ごろまで紳助は大木こだまのギャグである「そんな奴おらんやろ!」を連呼していた。これは、もともと上原さくらがトークで「自分の名前を署名するときに間違えてファンへのサインの感覚で苗字と名前の間にハートマークを書いてしまう」というトークに紳助が突っ込む形で発言したもの。当初、スタッフはこれがこだまのギャグとは知らず、終了後に紳助にゲストトークをさえぎらないよう注意したらしい(スタッフが、大木こだま・ひびき自体を知らなかったという説もある)。
    • 紳助はこの頃『行列のできる法律相談所』でもこのギャグを連発しており、大木こだまがゲスト出演した時、「紳助のギャグやと思っとる人がいるから、俺(こだま)のギャグやとちゃんと言ってくれ」と注意されたことがある。

島田紳助騒動の対応

紳助が女性マネージャーの暴行事件により謹慎のため、事件発覚後の2004年10月29日放送分からはOPに収録日を表示して放送した。しかし途中から見た視聴者から、「謹慎中なのに何故出演しているのか?」という抗議が殺到した。

同年11月12日は磯野貴理子がこれまで放送された事件(問題)を振り返る総集編として放送された。また11月19日放送分は当初から特別番組「金曜特別ロードショー もののけ姫」が20時から放送されることになっており、11月26日は『ぐるぐるナインティナイン』の特別版(2時間スペシャル)のため番組は休止された。

なお、2004年12月3日17日24日放送の3回分は、ダウンタウンが代理司会を務めた。

2005年1月14日放送分(収録は同年1月8日)から、紳助が2ヶ月半ぶりに復帰した。この日の番組内で、紳助は番組の最後に「これで私の政治への道は閉ざされましたけど」と言ったが、微妙な空気が流れてしまい、「頼むから誰かツッコんでくれや!」の言葉でしめた。

この事件の煽りでのスポンサーに関して

  • 2004年10月29日のみはアートネイチャーのみ提供クレジットし、11月12日~2005年1月7日は殆どのスポンサー(花王トヨタ自動車など)が解禁したが、1月14日の紳助復帰以後再び数社程度になった。
  • トヨタ自動車は当時提供していた「クイズ!ヘキサゴン」「開運!なんでも鑑定団」と同時期の2005年3月に降板。花王は2005年4月~9月までは暫く30秒提供だったが、10月から筆頭スポンサーとなり復帰した。
  • また、2005年4月に至っては、2004年10月よりセールス枠が減少された。

歴代セット

  • 放送開始~2005年3月 左側に司会者席、真ん中にミステリー解答席、右側にミステリー挑戦者席となっている。なお司会者席のバックのスクリーンに映っている番組ロゴは動いていたが、解答席下にあるスクリーンに映っているロゴは動いていない。また、解答者に選ばれたパネリストは衣装を着る。
  • 2005年4月~2005年10月14日 ミステリー解答席のバックが変わり、解答席下にあるスクリーンに映っていた番組ロゴが動いている。また、解答者に選ばれたパネリストは衣装を着なくなった。また、新たに3賢人ルールが入り、3賢人席はミステリー挑戦者席の下に設置されたがその後、ミステリー解答席と3賢人席が入れ替わった(ミステリー解答席は挑戦者席下の真ん中に設置)。
  • 2005年10月21日~2006年2月24日 初代セットと一緒だが、ミステリー解答席のバックは先代と一緒。但し、ルールは初期ルールとは異なる。

番組で使われる用語

  • まさか!
問題VTRの振りには必ずこのフレーズが使われる。まず西尾が内容を紹介した後、「○○さんだったらこう言うでしょう」と言い、言われた出演者がこのフレーズを言う。
中期以後は、ものまねの得意なタレント出演者に「××さんだったらこう言うでしょう」と西尾が言い、そのものまねが得意な出演者が、ものまねで「まさか!」と言う様になった。
  • なぜ?
問題VTRの最後はほぼ必ず「な~ぜ~?」というナレーションである。たまに「な~に~?」「ど~こ~?」と様々に言う時もある。
なおこの台詞は、テレビ東京木曜洋画劇場』の番宣で郷里大輔がナレーションを務めた際に本家さながらに使われたことがある(いわゆるパロディ。2005年ごろ)。
  • 謎を解け!!
解答者が答えを言う前に司会の紳助と西尾アナが言うフレーズ。
  • 間違いありません!
解答者は自分の答えに自信や説得力がなくても必ずこのフレーズを言うことになっている。

レギュラー放送終了後の特番

  • 「超難問を解ける?!まさかのミステリー!!」(2007年5月4日、19:00~20:54)関東地区での視聴率は17.0%
  • モクスペ 復活第2弾 謎を解け!まさかのミステリー」(2007年9月27日、19:00~20:54)関東地区での視聴率は11.2%

スタッフ

  • 構成 : 石原健次
  • 監修 : 高瀬真尚
  • 総合演出 : 高橋利之
  • 演出 : 宮本裕久
  • プロデューサー : 松岡至
  • チーフプロデューサー : 梅原幹
  • 構成 : 桜井慎一村上卓史石原健次山名宏和、谷川恵一、金森直哉、桝本壮志
  • 監修 : 高瀬真尚
  • ナレーション: 郷里大輔、杉本るみ
  • TM(テクニカルマネージャー): 江村多加司
  • SW(スイッチャー): 米田博之
  • カメラ : 日向野崇
  • 音声 : 山口直樹
  • 調整 : 中村一男
  • 照明 : 佐野広之
  • 美術 : 高津光一郎
  • デザイン : 星野充紀
  • 編集 : 小岩拓也(オムニバスジャパン
  • MA : 轉石裕治(オムニバスジャパン
  • 音効 : 高取謙
  • TK : 三浦涼子
  • 広報 : 高松美緒
  • デスク : 小池智子
  • 演出補 : 森田幸子、永田大地、杉本和良、福田昌彦、津留彩香、渋谷典子、加藤万紀子
  • リサーチ : 羽柴千晶、高橋勝喜、犬山智香子、喜多あおい、伊藤匡、角田さち代
  • 映像協力 : 国土地理院、(C)AD AGP, Paris&SPDA, Tokyo, 2007
  • AP : 前多由香、黒川こず枝、朝倉康晴
  • ディレクター : 番秀一郎、松野勇二、川本賢一郎、山根圭亮、松谷夢々、長谷川孝、久保田勝、中廣周平、新保文朗、若山智和、横井孝久
  • チーフディレクター : 木下仁志、鈴木基之西原信行栄永英幸久山一則、原島雅之、千代雅登、七澤幸紀
  • プロデューサー : 田中宏史/相川弘隆、高松明央、柳本浩二、近澤駿、和田隆、長田稔、長谷川勉久保田剛、遠藤英幸、松橋竜二郎
  • 総合演出 : 高橋利之、宮本裕久
  • チーフプロデューサー : 松岡至
  • 制作協力 : いまじんリュウ・エンタープライズ創輝えすとマイ・プラン
  • 制作著作 : 日テレ
過去

ネット局

  • 日本テレビ系列各局:金曜日20:00~20:54
  • テレビ大分(日本テレビ・フジテレビ系列クロスネット):水曜日14:05~15:00(12日遅れ)
  • 琉球放送(TBS系列):日曜日13:00~13:55(9日遅れ)

脚注


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テンプレート:島田紳助