諏方国
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諏方国(すわのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東山道に位置する。領域は現在の長野県南東部にあたるが、短期間しか存続しなかった。
ファイル:Japan prov map suwa721.png
諏方国の位置(721年)
沿革
養老5年(721年)6月26日に信濃国から分立した[1]。領域は、諏方郡(後の諏訪郡)を中心にした南部と思われるが、信濃国との境は不明である。国府の所在地も不明。同年8月19日に美濃按察使の下に付けられた。信濃国も前から美濃按察使の下にあったので、それを踏襲したものである。天平3年(731年)3月7日に廃止され信濃国に復した。