言語障害
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言語障害(げんごしょうがい)とは、言語の適切な理解と表現が困難な病態(状態)を言う。
日本精神神経学会のDSM‒5病名・用語翻訳ガイドラインでは言語症に名称変更した[1]。
概要
言語障害には、「音声機能の障害」と「言語機能の障害」とがある。
音声機能の障害
音声や構音(発音)、話し方の障害のことである。
- 構音障害(機能性、器質性、運動障害性、聴覚性)
- 吃音症(話し方の流暢性とリズムの障害)
- 痙攣性発声障害(局所性ジストニア)
- 速話症、乱雑言語症、早口言語症(Cluttering)等がある。早口言語症は、聴覚フィードバック系の機能不全であることが解っている。
- また、脳性麻痺や聴覚障害、口蓋裂、喉頭摘出、舌切除等によっても音声障害が生じる。
言語機能の障害
ことばの理解や表現の障害である。
- 失語症・高次脳機能障害
- 言語発達障害などがある。
なお、言語発達障害には、特異的言語発達遅滞のほか、LDとの重なり、知的障害、自閉症スペクトラム(広汎性発達障害を含む)等に伴う場合がある。
治療法
言語障害に対するリハビリテーションは、医療機関等で言語聴覚士によって行われている。幼児、児童、生徒に対しては、幼児療育施設や、小学校・中学校の言語障害通級指導教室、特別支援学級(言語障害学級)での言語指導が、言語聴覚士のほか、保育士や教員等によっても行われている。
出典
外部リンク
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