西川京子

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西川 京子(にしかわ きょうこ、1945年10月2日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(4期)、文部科学副大臣第2次安倍内閣)。夫は熊本県葦北郡津奈木町長の西川裕。愛称はミカン箱オバサン。

厚生労働副大臣第1次安倍改造内閣福田康夫内閣)を務めた。

略歴

東京都青梅市生まれ。都立武蔵高校を経て1968年早稲田大学教育学部卒業。1969年、銀行員だった西川裕と結婚し熊本へ移る。1996年自由民主党熊本県連女性部長に就任。

2000年第42回衆議院議員総選挙に自民党の比例九州ブロックから出馬し初当選。夫の手伝いをしていたところ、出馬を打診された。2003年第43回衆議院議員総選挙も引き続き比例九州ブロック単独上位で処遇され、再選。

2005年9月11日第44回衆議院議員総選挙では郵政民営化法案に反対票を投じた自見庄三郎元郵政大臣の対立候補として熊本から福岡に地盤を変え、自民党公認で福岡10区から出馬し3選。 「ミカン箱オバサン」の由来は、この選挙で自らは「落下傘候補」だったことから、地元の自民党県連の幹部から「みかん箱に乗って頑張って」と突き放されたことによるものだ。西川は北九州市小倉に骨をうずめる覚悟で選挙に臨み、実際に各地でみかん箱に乗って演説を行った。当選後も「ミカン箱オバサン」を売りにし、支援組織名は「みかん箱の会」とした。

2006年自由民主党総裁選挙2007年自由民主党総裁選挙2008年自由民主党総裁選挙とも、同じ福岡県(福岡8区)選出の麻生太郎の推薦人となり、支援。

2008年11月18日の国籍法改正案を議題とした本会議では、法務委員会での審議が不十分として赤池誠章牧原秀樹らと共に採決前に退席した[1]

2009年7月21日、衆議院解散直前に行われた自民党の両院議員懇談会においては、麻生太郎を支持。同年8月30日投票の第45回衆議院議員総選挙に公明党の推薦も受け再び福岡10区から立候補したが、選挙区、比例ブロックいずれでも落選。

西川はその後復活を目指し地元で活動を続けていたが、2012年4月6日、自民党衆議院福岡10区支部長に山本幸三が決定。西川はこれに反発し、第46回衆議院議員総選挙に無所属となっても出馬する意向を示していたが、麻生、安倍晋三らに説得され、公示前日の12月3日に比例九州ブロック単独での出馬を表明。選挙では山本以外の選挙区候補者33名が名簿1位扱いで重複立候補していたため、それら候補者に次ぐ34位の低位に置かれたにもかかわらず、自民大勝により九州地区の選挙区で敗れた候補者が2名しかいなかったため、党3人目の順位で4選、国政に復帰した[2]。派閥は初当選以来志帥会(江藤・亀井派 - 伊吹派)に所属していたが、かねてより麻生に近いこともありテンプレート:要出典、国政に復帰した後は為公会(麻生派)に所属。

政策

  • 男女共同参画に対する「過剰な」取り組みを批判している[3]
  • 選択的夫婦別姓制度導入に反対する[4][5]。ただし、野田聖子らが例外的に夫婦の別姓を実現させる会で推進していた例外的に家庭裁判所を通して認める夫婦別姓に関しては、「家裁が関与するなら賛成できる」と述べている[6]
  • 婚外子の相続差別解消のための民法改正に反対している[7][8]。なお最高裁判所は、2013年9月4日に相続において婚外子を差別する民法の規定が違憲であるとの判断を下している[9]
  • 2009年に自民党の特別委員会が決めた女性差別撤廃条約選択議定書批准を、外交部会で反対し覆した[5]
  • 2013年4月の衆議院予算委員会において、「慰安婦」問題について、「単なる売春行為」「政治的にも歴史学的にも決着していない問題を教科書に載せるのは非常に問題」などと述べた[5]

批判

  • 西川の男女共同参画や選択的夫婦別姓制度等に対する姿勢については、女性権利団体等からは「ジェンダーバッシングの急先鋒」と批判されている[10][11]

不祥事

  • 2009年2月16日、西川の私設秘書を務める長男が酒気帯び運転で福岡県警に摘発された[12]。西川は「言語道断の行為で申し訳ないの一言に尽きる。本人の処遇についても厳正に対処したい」と釈明した[13]

政治資金

  • 年金共済金の運用失敗や使途不明などで国税庁が改善勧告を出している全国小売酒販組合中央会の政治団体が二〇〇三年までの三年間に西川に20万円の献金を行っていた、としんぶん赤旗は報道している[14]

所属団体・議員連盟

  • 日本の前途と歴史教育を考える議員の会[15]
  • 自動車議員連盟
  • トラック輸送振興議員連盟
  • 小規模企業税制確立議員連盟
  • 賃貸住宅対策議員連盟
  • 砂利事業促進議員連盟
  • 自由民主党看護問題対策議員連盟
  • タクシー・ハイヤー議員連盟
  • 和装振興議員連盟
  • 幼児教育議員連盟
  • 4/28を主権回復記念日にする議員連盟
  • 日本の誇れる漢方を推進する議員連盟
  • 森林・林業・林産業活性化推進議員連盟
  • 地球環境国際議員連盟
  • 海事振興連盟
  • スーパーコンピューター推進議員連盟
  • 栄養士議員連盟
  • 日本会議国会議員連盟
  • 健康・省エネ住宅を推進する議員連盟
  • 自由民主党農村基盤整備議員連盟
  • 日伯国会議員連盟、日本・中南米国会議員連盟
  • 優れた医療機器を国民に迅速かつ安全に届けるための議員連盟
  • 農民の健康を創る会
  • 國酒を愛する議員の会(仮称)
  • 硫黄島問題懇話会

出演番組

参考文献

脚注

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関連項目

外部リンク


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テンプレート:S-off

|-style="text-align:center"

|style="width:30%"|先代:
谷川弥一
福井照 |style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 文部科学副大臣
桜田義孝と共同
2013 - |style="width:30%"|次代:
現職

 |-style="text-align:center"

|style="width:30%"|先代:
石田祝稔
武見敬三 |style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 厚生労働副大臣
岸宏一と共同
2007 - 2008 |style="width:30%"|次代:
鴨下一郎
渡辺孝男 |-style="text-align:center" |style="width:30%"|先代:
藤井基之 |style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 厚生労働大臣政務官
藤井基之と共同
岡田広と共同

2005 - 2006 |style="width:30%"|次代:
菅原一秀松野博一

  1. 転送 Template:End
テンプレート:Japan-politician-stub
  1. 国籍法改正案が衆院で可決、自民一部議員が採決前に退席 読売新聞 2008年11月23日閲覧
  2. 調整に際し、山本に対しては小選挙区単独立候補とし、比例区への重複立候補を断念するよう命じられた。なお山本は小選挙区で当選している。
  3. 2004年3月2日衆議院予算委員会議事録
  4. AERA 2005年10月3日号
  5. 5.0 5.1 5.2 週刊金曜日 2013年10月4日
  6. テンプレート:Cite news
  7. テンプレート:Cite news
  8. 『「婚外子平等化に反対、自民勉強会に23議員』朝日新聞2013年10月25日
  9. 「婚外子相続差別は違憲 最高裁大法廷」日本経済新聞 2013年9月4日
  10. 週刊金曜日 2012年12月21日
  11. 日本女性学会 学会ニュース 第104号 2005年11月
  12. 毎日新聞 2009年2月19日
  13. 西日本新聞 2009年2月19日
  14. しんぶん赤旗 2005年8月19日
  15. 「自民が『つくる会』シンポ 文科政務官も参加予定 侵略美化の教科書後押し」しんぶん赤旗 2005年5月14日