行波駅
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行波駅(ゆかばえき)は、山口県岩国市行波にある錦川鉄道錦川清流線の駅。
歴史
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 国鉄の行波仮乗降場として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。同時に駅に昇格
- 1987年(昭和62年)7月25日 - 錦川鉄道に移管。
駅構造
単式の1面1線のホームを持つ。駅舎は無く、ホーム上に屋根付きの待合施設がある。列車交換はできない。
- 出入口:1ヶ所。ホームの岩国方面側の端にある。
- 乗車券類の販売:無し。乗車料金の支払い処理は、列車の車内にて行なう。
- 改札口:無し。駅に面する道路から階段にて、直接ホームに出入りする。
- 付属施設:
- 商店(自動販売機を含む):無し。
- トイレ:無し。
駅周辺
- 岩国行波の神舞
- 荒玉社:神舞を奉納する神社。当駅のホームから山のある方角に見える(南西ないし西南西方向)。駅出入口の階段より徒歩約40m-50m程度。境内前に階段あり。
- 錦川の河原:7年に一度の願舞の年に、神舞の全演目がここで奉納される。当駅のホームから見える「岩国行波の神舞」の看板の向こう側にある。距離は駅出入口の階段より徒歩約200m。錦川清流線のガード橋をくぐり、錦川を渡る橋(行波橋)の手前に、河原へ下りる道がある。
- 岩国行波の神舞伝承館:神舞を伝承、保存する為の練習場。これも当駅のホームから屋根の一部分が見える(南方向)。駅出入口より徒歩30m前後。移動中に神舞の公示看板があるので、その右側にある道へと入る(錦川清流線のガード橋はくぐらない)。
- 龍雲寺:岩国市指定有形文化財の「釈迦牟尼如来坐像」および「阿難・迦葉と十六羅漢」(迦のしんにゅうは2つ点)が、安置されている。距離約300m。岩国行波の神舞伝承館を通り過ぎた先にある。寺前に階段あり。