華北平原
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華北平原(かほくへいげん)は、中国にある平野。現在の華北と呼ばれるエリアとは、多分に重なるが、必ずしも完全に一致しない。伝統的に中原と呼ばれるエリアを中心とする平原だが、文脈によって中原と同義であることもある。
世界でも有数、中国では2番目の広さを誇る平野で、中国で最も広い東北平原が極寒で荒地が多いのに対して、華北平原は地味豊かで限りなく平らで温暖で、黄河を始めとする大河が流れているので、実質的には華北平原が中国で最も巨大な平野であり、この平野を主体として中国の歴史があった。面積は日本の5分の4ほどの31万平方キロメートルで、北は北京で大興安嶺山脈があり、山海関で東北平原と接し、南は合肥の北で長江平原と接し、東は青島で山東半島の山々と接し、西は函谷関で関東と接している。