草薙駅 (JR東海)
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草薙駅(くさなぎえき)は、静岡県静岡市清水区草薙一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホームに接する本線の他、上下本線間に副本線(中線)1本、下り線南側に副本線(待避線)1本がある。どちらの副本線も、通常は貨物列車の運転整理に用いられている。また、下り副本線から保線車両留置用の側線が分岐している。
駅舎・改札口は2か所。南口駅舎はホームの東端にあり、2つのホームとは跨線橋で連絡している。北口は上りホーム中程にあり、静岡サレジオ学園の通学利用者などのため、平日朝夕に限り営業している[1]。北改札口は簡易な造りとなっており、乗車券の発売および精算事務は取扱わない。
駅長は配置されない駅員配置駅(直営駅)であり、清水駅が当駅を管理する。南口にみどりの窓口が設置されている。
2008年から2011年まで、駅舎改築・周辺整備事業が行われることが決定していたが、2012年末現在も目に見える内容での着工は行われていない。改築後の駅舎は橋上駅となり、南北自由通路や国道1号とアクセス道路で接続する北口ロータリーが新設される予定[2]。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color東海道本線 | 下り | 静岡・浜松方面[3] |
2 | テンプレート:Color東海道本線 | 上り | 沼津・熱海方面[3] |
利用状況
「静岡県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1993年 | 9,461 |
1994年 | 9,590 |
1995年 | 9,534 |
1996年 | 9,724 |
1997年 | 9,423 |
1998年 | 9,176 |
1999年 | 8,528 |
2000年 | 8,393 |
2001年 | 8,171 |
2002年 | 7,877 |
2003年 | 7,851[4] |
2004年 | 7,914[4] |
2005年 | 8,144[5] |
2006年 | 8,391[5] |
2007年 | 8,456[5] |
2008年 | 8,519[5] |
2009年 | 8,585[5] |
2010年 | 8,700 |
2011年 | 8,621 |
2012年 | 8,503 |
駅周辺
- 静岡県立大学
- 静岡県立美術館
- 静岡県立中央図書館
- 静岡鉄道静岡清水線 草薙駅 (静岡鉄道)(徒歩約3分・開業は静鉄の駅の方が17年早い)
- 静岡サレジオ高等学校・中学校・小学校
- 南幹線
- 「考える犬」- 駅前にある銅像
- 魚新(俳優柴田恭兵の生家)
- 国道1号
- 静岡銀行本部
- 静岡市立清水第七中学校
- 静岡市立清水有度第二小学校
- 草薙神社
- ポーラ静岡工場
歴史
- 1911年(明治44年)4月10日 - 国有鉄道東海道本線の江尻(現・清水) - 静岡間に草薙信号所開設。ほどなく、客扱いをする駅とすべく、周辺住民が運動を開始する。
- 1922年(大正11年)4月1日 - 草薙信号場に改称。
- 1923年(大正12年) - 当時の有度村議会が「停車場設置」の決議を採択。公に請願を開始するも、同年9月の関東大震災により中断。
- 1924年(大正13年) - 請願再開。
- 1926年(大正15年)4月3日 - 駅に昇格、草薙駅が開業。旅客営業のみの旅客駅。
- 1930年(昭和5年)3月1日 - 貨物の取扱を開始。
- 1967年(昭和42年)10月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1973年(昭和48年) - 現駅舎が落成(外装は、JR東海発足以降数回にわたって、部分的な改修が繰り返されている)。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 1988年(昭和63年) - 駅前広場・公園を整備。
- 1988年(昭和63年)11月11日 - 静岡駅で展示される「オリエント急行」、折返しのために中線に入線。
- 1992年(平成4年)12月19日 - 自動改札機を導入。
- 2008年(平成20年)3月1日 - TOICAのサービス開始(自動券売機での取扱いは2014年現在も不可)。
隣の駅
- 東海旅客鉄道
- 東海道本線
- テンプレート:Colorホームライナー
- 通過
- テンプレート:Color普通
- ※貨物駅を含めた隣駅
- テンプレート:Colorホームライナー