茂市駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
茂市駅(もいちえき)は、岩手県宮古市茂市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線の駅。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。
直営駅(駅長配置)。管理駅として、山田線の腹帯駅・蟇目駅を管理している。
駅舎には出札窓口(POS端末設置・指定券取扱)があるだけである。運転事務室が2・3番線ホーム上にあるため、閉塞扱いのときは駅舎(窓口)に駅員が不在となることが多い。
岩泉線の列車は当務駅長からスタフをもらい1番線から発車していた。宮古方面 - 岩泉線直通列車は1番線を通り直通できるが、盛岡方面 - 岩泉線の直通列車(秘境駅号などの臨時列車)は当駅に盛岡方 - 岩泉方の渡り線がないため、到着番線に入線後、一旦列車のドアを閉めて宮古方のポイントの向こうに移動する転線作業が必要となる。そのため、これらの臨時列車の当駅での停車時間は約20分強と長かった。
なお、岩泉線は2010年7月30日に発生した土砂災害による脱線事故(岩泉線列車脱線事故)の影響で、事故以後運休していたが、2012年3月30日にJR東日本は、鉄道路線を廃止し、バスによる輸送に転換する方針を発表した。2013年11月8日に廃止届が提出され、2014年4月1日に廃止された。
のりば
駅舎(北側)から、
1 | テンプレート:Color山田線(下り) | 宮古方面(当駅始発) |
2 | テンプレート:Color山田線(下り) | 宮古方面 |
3 | テンプレート:Color山田線(上り) | 陸中川井・盛岡方面 |
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 53 |
2001 | 47 |
2002 | 43 |
2003 | 38 |
2004 | 33 |
2005 | 27 |
2006 | 27 |
2007 | 33 |
2008 | 32 |
2009 | 32 |
2010 | 25 |
2011 | 28 |
2012 | 32 |
2013 | 35 |
駅周辺
- 県道115号茂市停車場線
- 国道106号
- 国道340号(茂市バイパス)
- 岩手県北バス「茂市」停留所(国道106号沿い徒歩約5分)
- 東日本交通「茂市駅前」バス停(岩泉線廃止代替バス)
- ふるさと物産センター(国道106号沿い徒歩約10分)
- 宮古市新里総合事務所(旧・新里村役場)
- 宮古市立茂市小学校
- 新里郵便局
- 湯ったり館(徒歩約20分)
歴史
- 1934年(昭和9年)11月6日 - 開業。
- 1942年(昭和17年)6月25日 - 小本線(現・岩泉線)開業。同線との乗換駅となる。
- 1946年(昭和21年)11月26日 - 風水害により、山田線・小本線とも不通になる。
- 1949年(昭和24年)3月5日 - 山田線の蟇目駅までと小本線が復旧。
- 1953年(昭和28年)3月25日 - 山田線の腹帯駅までが復旧。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2010年(平成22年)
- 2014年(平成26年)4月1日 - 岩泉線廃止[1][2]。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山田線
- テンプレート:Color快速「リアス」
- テンプレート:Color普通
かつて存在した路線
- テンプレート:Color岩泉線
- 茂市駅 - 岩手刈屋駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:岩泉線- ↑ テンプレート:PDFlink - 東日本旅客鉄道、2013年11月8日
- ↑ 岩泉線きょう廃止届 押角トンネルなど無償譲渡 - 読売新聞、2013年11月8日