自機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自機(じき)
テンプレート:出典の明記 自機(じき)とは、シューティングゲーム、アクションゲーム、およびその他のコンピュータゲームなどでゲームのプレイ時に、操作する対象となるゲーム中のキャラクター(人物、動物、植物やロボット、航空機、戦車、車、、戦艦、その他の乗り物など)のこと。「マイキャラ」とも呼ばれる。
字義的には戦闘機などの航空機に対して呼ぶべきものだが、1970年代後半からプレイヤーの間ですでにプレイヤーが操るキャラクターの代名詞となっており、『スーパーマリオブラザーズ』のように人間や動物のキャラクターを操る場合も習慣的に「自機」と呼ぶ人が多い。それに伴い、数え方も「1人、2人……」「1匹、2匹……」ではなく「1機、2機……」と呼ばれることが多い。
プレイヤーストック
プレイヤーストックとは自機の残りの数を指し、一般的に「残機」や「機数」などと呼ばれる。それはゲームプレイのミスにより失われる。ミスした際(たとえ本当の死亡でなくても)「死ぬ」と直接的な表現が取られることが多い。
ゲーム中にスコアやアイテムなどでプレイヤーストックが増加する事を「エクステンド」や「1UP」(ワンアップ、ワンナップ、いちアップなど。呼称は様々)と呼ぶ。
多くの場合は以下の組み合わせによりゲームの仕様が決定する。
- プレイヤーストック制
- ミスをすると自機が1つ減り、プレイヤーストックが0の時点でミスをするとゲームオーバーとなる[1]。ゲームのスタート時における、1クレジットあたりのストック数は3であるのが一般的だが、これはピンボールが3ボール制であったことに由来する(ゲームによっては、オプションでプレイヤーストック数を増減できるのもある)。ゲームによっては、防御手段等により一定時間(又は一定回数)ミスを防げるゲームや、一定条件によりプレイヤーストックがいくつあっても即ゲームオーバーになる「即死」が採用されているゲームもある。
- ライフ制
- ダメージを受けるとライフが減り、ライフを全て失うとゲームオーバーとなる。プレイヤーストック制と同様、ゲームによっては、防御手段等により一定時間(又は一定回数)ライフの減少を防げる物もある。また、一定条件(穴に落ちる・特定のトラップに引っかかる・制限時間が切れるなど)により、一瞬でライフがなくなる「即死」が採用されているゲームもある。
- プレイヤーストック・ライフ併用制
- プレイヤーストック制とライフ制を掛け合わせたもの。ダメージを受けるとライフが減り、ライフを全て失うとミスとなる。ミスをすると自機が1つ減るが、ライフは回復する。ストックが0の時点(一部ゲームでは1の時点)でライフを全て失うとゲームオーバーとなる。
脚注
- ↑ スーパーマリオブラザーズなど一部のゲームではストック数ではなく全ての数を表示をするのでよく誤解されるが、この場合1の時にはプレイヤーストックがないことを意味するため、本質的には同じことを言っている。