結城座
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結城座(ゆうきざ:YOUKIZA)は、1635年(寛永12年)に旗揚げした江戸糸あやつり人形による人形劇団である。一般財団法人であり,2009年に公益認定を受けている。現在は12代目結城孫三郎(ゆうき まごさぶろう)が座長を務める。
現在は稽古場を東京都小金井市に構える。「国記録選択無形民俗文化財」、「東京都の無形文化財」に指定されている。
活動
古典から新作、翻訳物まで幅広い演目をこなす。これまでにヨーロッパ、アメリカ、東欧、ロシア、東南アジアなどで海外公演を行いる。
テンプレート:いつ範囲の海外作品としては、パリのコリーヌ国立劇場、ブレストのクァルツ国立演劇センターおよび世田谷パブリックシアターで上演された「屏風」がある。この作品は、原作:ジャン・ジュネ、演出家:フレデリック・フィスバックをはじめとする日仏キャスト・スタッフと結城座により制作された“結城座コラボレーション”である。
歴史
1635年 幕府公認の江戸五座のうちのひとつとして、初代結城孫三郎が旗揚げ。
1990年 11代目結城孫三郎が孫三郎を返上して退座。三代目結城一糸らと江戸糸あやつり人形座を設立。
参考図書
- 『結城座への招待状』監修・結城座 文・しみずひろよし ネット武蔵野 2001年
- 『糸あやつりの万華鏡 結城座375年の人形芝居』INAX出版 2009
外部リンク
- 結城座(公式サイト)
- 江戸糸あやつり人形座(アセファル)(公式サイト)
- 世田谷パブリックシアター(公式サイト)
- 現代影絵プロジェクト (江戸写し絵を復元、上演するボランティア研究チーム)