終ノ空

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テンプレート:Infobox終ノ空』(ツイノソラ)はケロQのデビュー作にあたるアダルトゲームである。

ゲーム概要

哲学を素材とした意欲作。
ヴィトゲンシュタインを基調とする作風に見せかけているものの、実際には言語的な問題よりも認識論的な問題に関心が集中しており、英米系の哲学というよりは、極めて大陸的な哲学の影響を受けていると言える。

なお、2010年にケロQから発売された『素晴らしき日々 〜不連続存在〜』は、本作のシナリオを担当したSCA-自氏が本作と同じ題材を用いてシナリオを書いた作品であるが、続編やリメイクではなく、切り口も全く異なる。

あらすじ

突然のクラスメイトの死が、世界の終わりを食い止めるための儀式だったことが発端となる。学園内が狂気に満ち、4人の主人公が違った認識から『終ノ空』に関わっていくこととなる。

登場人物

水上 行人(ミナカミ ユキト)
本作の主人公。無愛想で目つきが悪いが、根は優しい。
若槻 琴美(ワカツキ コトミ)
行人の幼馴染。本作品のメインヒロイン剣道部に所属している。成績優秀、スポーツ万能の才女だがそれを鼻にかけることのない気さくで親しみやすい性格。クラスでざくろに好意的に接していた唯一の人物。
高島 ざくろ(タカシマ ザクロ)
物語冒頭で自殺するクラスメイト。内気で引っ込み思案な性格と、美しい容姿から反感を買いいじめに遭っていた。
間宮 卓司(マミヤ タクジ)
クラスメイト。女性的な容姿で、体型も華奢。ざくろ同様虐められっ子。巧みな話術でクラスメイト達を翻弄する。
音無 彩名(オトナシ アヤナ)
クラスメイト。幼く儚げな容姿と、不思議な雰囲気の持ち主。頭脳明晰で、琴美と首位を争う優等生。いじめられこそしてはいないが、クラスでは孤立している。狂気に陥るクラスメイト達を静観する。
横山 やす子(ヨコヤマ ヤスコ)
剣道部での琴美の後輩。可憐な顔立ちの小柄な少女。生真面目な性格と、丁寧過ぎる物腰から琴美からは苦手がられている。性格が正反対の義兄がいる。
清川 明日美(キヨカワ アスミ)
行人達のクラス担任。薄倖そうな面立ちの美女。卓司へのいじめを見て見ぬふりしてしまう。
リルル
卓司の妄想の産物であるロリ系美少女。両性具有

スタッフ

関連項目

関連商品

外部リンク

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