紀伊井田駅
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テンプレート:駅情報 紀伊井田駅(きいいだえき)は、三重県南牟婁郡紀宝町井田にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。熊野市駅管理の無人駅。
旧鵜殿村と合併する直前までは紀宝町にある唯一の鉄道駅であったが、その中心からは相当に離れていた。
駅構造
単式ホーム1面1線を持つ地上駅であり、交換設備(列車の行き違いをするための設備)は持たない。無人化後も、開業当初からの駅舎が残っていたが、2012年(平成24年)に解体され、待合室だけの簡易型駅舎に建て替えられた。
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 50 |
1999年 | 51 |
2000年 | 44 |
2001年 | 37 |
2002年 | 38 |
2003年 | 47 |
2004年 | 55 |
2005年 | 59 |
2006年 | 57 |
2007年 | 51 |
2008年 | 44 |
2009年 | 45 |
2010年 | 44 |
2011年 | 30 |
2012年 | 29 |
駅周辺
七里御浜に沿ってこのあたりには比較的大きな集落が連続してあるが、当駅はそのうちのひとつにあたる井田の集落にある。海沿いを走る国道からは細い路地をしばらく歩かねばならず、駅への道が分かりにくいがこの駅の周りには人家が密集している。なおこのとおり熊野市駅から新宮駅までの間は大変に沿線の人口が多いが、紀勢本線の普通列車は本数が少ない。並行する国道には30分に1本の割合でバスが運行されており、そちらのほうが便利である。当駅の最寄バス停は「井田駅前」であるがこのバス停は国道にあって当駅からは少し離れており、またその道は大変にわかりにくいものとなっている。なおこのあたりの海岸はアカウミガメの産卵場所となっている。
- 紀伊井田郵便局
- 紀宝町立井田小学校
- 紀宝町役場井田支所
- 井田観音 - 海岸で見つかった観音像を移設したものと伝わりこの観音にまつわる昔話がある([1])。
- 神内神社 - 安産の守り神。自然にできた岩窟を社殿として使用している。
- 七里御浜
- 国道42号
バス路線
- 新宮駅前
- 三交南紀
- 大又大久保
- 新町
歴史
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀勢西線の新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開通に伴い国鉄紀勢西線の駅として開業する。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅・新鹿駅間の開通を持って現在の紀勢本線が全通し新たに亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となり、当駅も国鉄紀勢本線の駅となる。
- 1983年(昭和58年)12月21日 - 無人化[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。