笹団子

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笹団子を開いたところ

笹団子(ささだんご)は新潟県特産のの入ったヨモギ団子を数枚のササでくるみ、スゲまたはイグサの紐で両端を搾り中央で結んで蒸した和菓子である。北蒲原地方など地域によっては、中央で結ばないところもある。紐を解き、バナナのように上半分だけを剥いた状態で下部を持ちながらかぶりつくように食べるのが一般的。

ササには殺菌効果があり、北越風土記によれば戦国時代に携行保存食として生まれたとされる。以前は端午節句の供物とされた。上杉謙信が発明したという俗説もある。

新潟県の土産菓子として知られ、県内の主要道の駅パーキングエリアサービスエリアなどで販売されているほか、上越新幹線や特急列車では車内販売も行っている。新潟県民にとっては親しみのある菓子であり、給食でも出される。また、福島県会津地方でも地元菓子店が製造販売する例が見られる。

中に入れるのは一般的には小豆であるが、一部地域ではこれを「女団子」と呼び、きんぴらを中に入れる「男団子」との2種類が存在する。

昔はおにぎりのようにいろいろな物を入れており、梅やおかかなども入れていて、今残っているのがきんぴらである。中があんこ以外のものを「あえもんだんご」と呼び、皮だけの物を餡を子にたとえ中に宿らないことから「男だんご」と呼ぶところもある。

茨城県常陸太田市の土産菓子である「ちまき」は、笹団子が元になっているという説がある。但しこの「ちまき」の団子は蓬を用いない白色のものである。

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