第二阪奈有料道路

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テンプレート:Infobox road 第二阪奈有料道路(だいにはんなゆうりょうどうろ)は、大阪府東大阪市から奈良県奈良市を結ぶ一般国道308号バイパス自動車専用道路)。

概説

大阪府東大阪市の西石切ランプから奈良県奈良市の宝来ランプに至る延長13.4kmの国道308号のバイパス道路で、自動車専用道路である。大阪府道路公社、ならびに奈良県道路公社有料道路として管理している。第二阪奈道路として地域高規格道路の計画路線に指定されている(将来は西日本高速道路国土交通省が管理する計画がある)。

西石切ランプからは阪神高速道路13号東大阪線に接続しており、大阪市内と奈良市内を最短で結ぶ。

西石切ランプ~壱分ランプ間の阪奈トンネル約5.6kmは危険物積載車両は通行禁止、またはその積載する品目が制限されている(参照ページ)。また、トンネル出入口付近の数十メートル以外は車線変更禁止となっている。

なお、名称に「第二」を冠しているのは大阪府道・奈良県道8号大阪生駒線奈良県道1号奈良生駒線阪奈道路と呼ばれているためである(阪奈道路も1981年までは有料であった)。通行料金は他道路と比較するとかなり割高であるが、阪神高速13号東大阪線と直結し、先の東大阪JCTから近畿自動車道へもアクセスできる為、交通量は多い。

奈良県の県庁所在地である奈良市には高速自動車国道が全く通っていないが、本道路や京奈和自動車道を利用する事で、近畿自動車道名神高速道路へ比較的短時間でアクセスできる。

当初はETCの利用は出来なかったものの、2007年末から進められてきたETCの設置工事が完成したことで、2009年4月16日より、全線でのETCの利用を開始した。しかし、ETCを利用して通行しても割引は一切ない。ETC導入後も回数券の利用は可能である。

概要

沿革

  • 1986年(昭和61年)1月 - 着工。
  • 1997年(平成9年)4月23日 - 供用開始。
  • 2007年(平成19年)12月 - ETC設置工事開始。
  • 2009年(平成21年)3月頃 - ETC設置工事完了。
  • 2009年(平成21年)4月16日 - ETC利用開始。

インターチェンジなど

ファイル:Horai ramp.jpg
宝来ランプ大阪方面入口
  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用済みの区間を示している。
  • 施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。
  • 未開通区間の名称は全て仮称である。
  • (数字)は、他路線の番号。<数字>は、予定番号。
IC
番号
施設名 接続路線名 備考 所在地
阪神高速13号東大阪線 大阪市内方面
西石切ランプ 国道308号一般部接続点
国道170号大阪外環状線・旧道)
奈良方面ハーフIC 大阪府 東大阪市
- 阪奈トンネル 5,578m
奈良県 生駒市
壱分ランプ 国道168号一分バイパス 大阪方面ハーフIC
小瀬料金所 国道168号
国道308号
奈良方面ハーフIC
- 榁ノ木トンネル
奈良市
中町ランプ 奈良県道7号枚方大和郡山線 大阪方面ハーフIC
- 宝来トンネル
宝来ランプ 国道308号一般部接続点
奈良県道1号奈良生駒線大宮道路阪奈道路
大阪方面ハーフIC
国道308号(大宮道路) 奈良市街方面

車線・最高速度

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度 備考
西石切-宝来 4=2+2 60km/h

通行料金

区間 軽自動車等 普通車 中型車 大型車 特大車
西石切-中町/宝来 670円 820円 980円 1,390円 2,370円
西石切-壱分 510円 620円 720円 1,030円 1,700円
小瀬-中町/宝来 210円 260円 310円 410円 720円

交通量

平日24時間交通量(台)(上下合計) [1] [2]

区間 平成17年度
(2005年度)
平成22年度(2010年度) 備考 所在地
台数 混雑度
水走出入口-西石切ランプ 34,426 32,785 0.61 大阪府
西石切ランプ-壱分ランプ 0.64
32,839 0.49 奈良県
壱分ランプ-小瀬ランプ
小瀬ランプ-中町ランプ 23,449 22,353 0.30/0.35
中町ランプ-宝来ランプ 15,356 14,475 0.29

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:国道308号

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  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web