大阪府道・奈良県道7号枚方大和郡山線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファイル:Naraosakar7.JPG
大阪・奈良府県境付近
大阪府道・奈良県道7号枚方大和郡山線(おおさかふどう・ならけんどう7ごう ひらかたやまとこおりやません)は、大阪府枚方市から奈良県大和郡山市に至る主要地方道である。
大阪府、奈良県府県境の傍示峠付近には、ローリング族対策のため二輪車が通行禁止となっている区間がある。この区間は超急勾配が約1kmにわたって続く難所である。
概要
路線データ
- 起点:大阪府枚方市(浜橋北詰交点)
- 終点:奈良県大和郡山市(=奈良県道9号奈良大和郡山斑鳩線交点)
沿革
当道路の元になった傍示越は大和・河内国境の傍示峠を越える、平安時代からの古道である。傍示越は平安初期に創建された八葉蓮華寺の僧兵が利用した道が元になっていると考えられている。
八葉蓮華寺の勢力が衰えた後も、北河内より大和・紀伊への抜け道として、熊野参詣や大和郡山から淀川水系への陸運に利用されたようである。
前述のとおり、現在の傍示峠付近は急勾配の難所であるため車の通行はほとんどなく、静かなたたずまいである。しかし、同じ大和・河内国境の難所である暗越奈良街道とは異なり、往時をしのぶものはほとんど残っていない。
- 1959年12月1日、一般府県道枚方大和郡山線として認定。
- 1982年4月1日、主要地方道に昇格、大阪府道22号(1984年3月1日から)、奈良県道34号に。
- 1994年4月1日、番号統一のため府県道7号に改番。以前の大阪府道7号は豊中亀岡線(京都府に合わせて43号に改番)、奈良県道7号は現国道169号の一部だった奈良天理線で使われた。今でも一部のチラシには、ヘキサ34とあらわすこともある。
- 2014年1月31日、奈良県生駒市上村大橋から西光寺橋の区間において、東側は南行き一方通行、西側は北行き一方通行に切り替えた[1]。
路線状況
別名
- 傍示越(ほうじごえ)(正確には「?示越」)
- 峡崖の道(かいかけ-)(河内国側の呼び名)
- 郡南街道(ぐんなんかいどう)
地理
通過する自治体
主な接続路線
交差する道路 | 交差する場所 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|
国道168号 | 大阪府 | 枚方市 | (村野西町) | ||
大阪府道18号枚方交野寝屋川線 | 交野市 | 出鼻橋 | |||
大阪府道736号交野久御山線 | (倉治一丁目) | ※バイパス交差点 | |||
大阪府道736号交野久御山線 | 倉治 | ||||
国道1号(第二京阪道路) | 青山3 | ※バイパス交差点 | |||
国道1号(第二京阪道路) | 東倉治二丁目 | ※府道7号と国道1号第二京阪道路京都方面のみ接続 | |||
奈良県道65号生駒井手線 | 奈良県 | 生駒市 | (高山町) | ||
奈良県道72号生駒精華線 | 出店橋 | ||||
国道163号 | 高山大橋 | ||||
奈良県道702号大阪枚岡奈良線 | 奈良市 | (三碓四丁目) | |||
奈良県道702号大阪枚岡奈良線 | (三碓七丁目) | ||||
奈良県道1号奈良生駒線 | 黒谷橋東詰 | ※市道を介して接続 | |||
国道308号 | 砂茶屋 | ||||
第二阪奈有料道路中町ランプ | 砂茶屋橋西詰 | ※市道を介して接続 | |||
奈良県道249号大和郡山環状線 | 大和郡山市 | 登弥橋 | |||
奈良県道9号奈良大和郡山斑鳩線 | 天理町 |
※ 交差する場所の括弧書きは地名、それ以外は交差点名で表示
周辺
大阪府枚方市
大阪府交野市
奈良県生駒市
- 高山溜池・黒添池
- くろんど池自然公園
- 高山(伝統工芸品高山茶筌の産地)
- 高山竹林園
- 高山城跡
- 高山八幡宮
- 奈良高山郵便局(奈良県生駒市北部の郵便局)
- 近畿日本鉄道けいはんな線 学研北生駒駅
- 生駒市北コミュニティーセンターISTAはばたき
- 長弓寺
- 圓證寺
奈良県奈良市
奈良県大和郡山市
- 郡山城大阪口
- 天理教郡山大教会