競輪場前駅 (富山県)

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競輪場前駅(けいりんじょうまええき)は、富山県富山市岩瀬池田町8番地にある富山ライトレール富山港線である。

歴史

1959年(昭和34年)4月18日、日本国有鉄道(国鉄)の仮乗降場として開業した。その後国鉄の分割民営化に伴い西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継され、2006年(平成18年)3月1日に廃止となるが、それまで当駅は競輪の開催日の昼にのみ列車が停車する臨時駅であった。

当駅はその後、2006年(平成18年)4月29日に富山ライトレールの駅として再び開業し、このときから通常営業駅となった。

年表

  • 1959年(昭和34年)4月18日 - 富山競輪開催時のみ客扱いする、国鉄の競輪場前仮乗降場として開業。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。同時に駅に昇格、臨時駅の競輪場前駅となる。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月1日 - JRの駅としては廃止。
    • 4月29日 - 富山ライトレールの駅として再び開業。

駅構造

富山ライトレール時代

南北に延びている線路に相対式ホームを設置した2面1線で、富山競輪場に近い東側が上り用2番線で、その対面が下り用1番線である。線路を横断する場合は、駅南側の白山踏切を渡る。国鉄時代からの旧ホームは撤去されたが、駅舎は残っている。なお2番線は旧ホーム跡地の南寄りに設置され、駅舎に隣接している。

1 富山港線 岩瀬浜方面
2 富山港線 富山駅北方面

国鉄・JR西日本時代

単式ホーム1面1線のみをもつ地上駅。ホームは少しカーブしていた。ホームから階段を数段降りたところに開放的な駅舎があり、この内部には待合所と出札口があった。営業時にはこの出札口で近距離軟券乗車券が簡易委託で販売されていた。なお当駅では出札を受託した者が列車が来るたびに集札業務も行うので、ワンマン列車でもすべての扉から下車することができた。

駅周辺

駅前にすぐ富山競輪場の通用門があり交通の便がよい。富山港線の線路は当駅と次の岩瀬浜駅とのあいだで岩瀬運河を渡る。

駅東側は富山競輪場とその駐車場が広がっており住宅は皆無だが、対する西側は富山市岩瀬地区の住宅街が広がっており、岩瀬諏訪神社も近い。この岩瀬諏訪神社では、毎年5月17日と18日に春季例大祭「岩瀬曳山車祭」が開催され、曳山車の練り回しが行われ、夜には曳山車をぶつけ合う「けんかやま」も行われる。

隣の駅

富山ライトレール
富山港線
東岩瀬駅 - 競輪場前駅 - 岩瀬浜駅

関連項目

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