穴吹駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
穴吹駅(あなぶきえき)は、徳島県美馬市穴吹町穴吹字岩手にある、四国旅客鉄道(JR四国)徳島線の駅。駅番号はB16。
美馬市の代表駅で、全特急列車が停車する。徳島線のほぼ中心にある重要な拠点駅で、当駅から阿波池田駅までは列車の運行本数が半減する。
歴史
駅が開設された当時の穴吹周辺は、山間部で生産された藍を集め、吉野川の舟運で徳島方面へ輸送する拠点だった。鉄道が開通したことによりこの輸送は鉄道に転換した。広い構内は貨物輸送を行っていた時代の名残である。1950年(昭和25年)頃、駅前の和菓子店「日之出本店」が駅構内で「ぶどう饅頭」の立ち売りを始めて評判となった。しかし自家用車の普及で鉄道利用客が減少したため、1980年(昭和55年)頃に立ち売りはなくなった[1]。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。跨線橋はなく、駅舎とホームは構内踏切で結ばれている。木造平屋建瓦ぶきの駅舎中央には、民営化後の改装で取り付けられた三角屋根がある[1]。直営駅で、みどりの窓口が設置されている。窓口営業時間は7:00 - 18:30。また、男女共用の汲み取り式便所が置かれている。
線路沿いにはツツジが植えられており、4月下旬から5月頃に見ごろとなる。
のりば
阿波池田に向かって右側が1番線である。
1・2 | テンプレート:Color徳島線 | (下り) | 阿波池田方面 |
---|---|---|---|
(上り) | 鴨島・徳島方面 |
- 現ダイヤでは、朝1本の阿波池田行が1番線から発車している。
利用状況
1日平均乗車人員は下記の通り。 テンプレート:Col-begin テンプレート:Col-2
- 1,102人(1995年度)
- 1,101人(1996年度)
- 1,034人(1997年度)
- 1,026人(1998年度)
- 1,016人(1999年度)
- 989人(2000年度)
- 932人(2001年度)
- 859人(2002年度)
- 828人(2003年度)
- 776人(2004年度)
- 778人(2005年度)
- 767人(2006年度)
- 767人(2007年度)
- 719人(2008年度)
- 682人(2009年度)
- 645人(2010年度)
駅周辺
美馬市穴吹町地区だけでなく、対岸の美馬市脇町地区の玄関口となっている。
- 徳島県立穴吹高等学校
- 美馬市役所
- 最明寺
バス
- 路線バス
- 美馬市営バス(木屋平方面)
隣の駅
- 四国旅客鉄道
- テンプレート:Color徳島線