秋元温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:日本の温泉地 秋元温泉(あきもとおんせん)は、青森県平川市(旧国陸奥国)の碇ヶ関温泉郷 にある温泉。
湯ノ沢温泉の一部とみなされる場合と、独立した温泉とみなされる場合がある。
泉質
- 酸性硫化水素泉(緊張性低張性温泉)
硫化水素泉の濃度が高く、ガスの匂いのために卒倒する客もいたため、かつては夜間入浴が禁じられていた。小さい男女別の浴場と、湯治場らしい混浴の大浴場がある。「三日一廻りの霊泉」と呼ばれ、効能を求める湯治客が集まる。
温泉街
一軒宿の秋元旅館がある。津軽湯の沢温泉の一番奥にある温泉で、そのためにひっそりとした風情と津軽の湯治場らしい趣があり、旅館のラウンジは昭和の温泉社交場らしさを漂わせていた(1994年に失火によって焼失)。
歴史
津軽藩が見つけて以来400年の歴史を持つとされる、湯ノ沢で最も古くからある温泉。「三日一廻りの霊泉」(3日間で一廻りの効果が現れる)として有名[1]。
1994年(平成6年)に宿泊客の失火によって旅館部が全焼し、現在は新しい建物で営業している。湯治部はそのまま残っている。浴場は一部新しくなったが、以前からの湯治場の様相をそのまま残している。温泉旅館と湯治宿を兼ねる昔ながらの温泉宿である。