神奈川県道70号秦野清川線

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神奈川県道70号秦野清川線(かながわけんどう70ごう はだのきよかわせん)とは、神奈川県秦野市名古木(ながぬき)交差点を起点とし、愛甲郡清川村宮ヶ瀬北原交差点を終点とする全長約30kmの県道主要地方道)である。後半は宮ヶ瀬湖畔を通ることから、県道64号線と同様に宮ヶ瀬レイクラインとも呼ばれる。昔は路面が舗装されておらず、丹沢林道とも呼ばれた。

概要

路線状況

起点、終点付近は両側2車線だが、ほとんどの区間は両側1 - 1.5車線である。県の南北を結ぶ通行可能な道路としては最西端で山地を走る。自転車や二輪車で縦断する観光客が多く見られる。四輪車も通るが、対向車とのすれ違いが難しく、あちこちでガードレールが傷ついている。ヤビツ峠、長者屋敷キャンプ場付近は暴走族のたまり場となっているため、走行に注意が必要。急激な転回、曲技を競うので道路にはタイヤ痕がたくさんあり、道路脇には自動車やバイクの部品が散乱している。また、途中に位置する塩水トンネルは両側一車線、高さ制限3.3mなので大型車の通行には注意が必要である。なお、冬季は凍結のため、チェーン規制されることもある。

秦野方面からヤビツ峠まで、休日は丹沢登山者のための路線バスが運行されている。秦野から蓑毛までは市街地・農地で、前方の丹沢の見はらしもよく景色は開け、2車線の幅員がある。蓑毛より先は山林に入り、幅員は1.5車線に狭まる。車のすれ違いが困難なため、バスには添乗員が乗車する場合がある。木々に囲まれた景色になるが、標高が上がるため、菜の花台の展望台をはじめ、眼下に秦野盆地さらに相模湾などを一望できる場所が点在する。

ヤビツ峠の先、札掛付近から宮ヶ瀬湖方面は更に道が細くなり、対向車と出会わせた場合はどちらかがすれ違える場所までバックで戻るという光景が見られ、交通量が多くなる休日や連休期間中などではしばしば渋滞が発生する。この区間でも宮ヶ瀬湖完成以前には路線バスが運行されていた。

通称

  • 宮ヶ瀬レイクライン
  • 丹沢林道(舗装されていなかったころの通称)

経路

  • 国道246号名古木(ながぬき)交差点 - (起点) - 標高100m
  • 中丸橋 - 中丸沢、標高170m
  • 蓑毛(みのげ)- 標高310m
  • 菜の花台(なのはなだい)- 標高550m
  • ヤビツ峠 - 標高761m
  • 富士見橋(ふじみばし)- 標高700m
  • 菩提林道入口
  • 護摩屋敷橋(ごまやしきばし)
  • 旭橋
  • 門戸口橋
  • 常世橋

秦野市清川村

地理

通過する自治体

交差する道路

  • 国道246号(名古木交差点)
  • 羽根林道(羽根に至る)
  • 表丹沢林道(水無川暗闇橋附近に至る)
  • 境沢林道(薬研沢出合へ至る)
  • 唐沢林道(物見峠を経て煤ヶ谷へ至る)
  • 本谷林道・塩水林道(キューハ沢出合・堂平へ至る)
  • 神奈川県道64号伊勢原津久井線(宮ヶ瀬北原交差点)

画像

関連項目

外部リンク

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